小規模美容室のホームページ見直しポイントと制作時に気を付けること

小規模美容室のホームページ見直しポイントと制作時に気を付けること

最初に、なぜこのお話をするのかをお伝えします。
単純なんですが、当社の新規集客の10%~20%がホームページ経由だからなんですね。
一見、少ない様にも感じますがホットペッパーの次に多い集客方法です。
この点から、小さなサロンや私鉄沿線のサロンが戦っていくには、投資しても良いポイントだと思うのが理由です。
ただ、現在の美容業界の集客だと、ホットペッパーに勝るものはありません。
数万円のプランアップの方が即効性があることが多いので、それは見極めて下さい。
自社のホームぺージの見直しをしたい方や、ホームページで新規集客をしたい方、新しく作ろうと思っている方には、オススメの内容となっていますので、楽しみにしていて下さい。
本題の前に、制作前のことについてお話していきます。
安く作りたければ、「ココナラ」「ランサーズ」「クラウドワークス」などのサービスを使って探しましょう。
相場は5万円から30万円前後。
基本的に、制作後はサーバー代とドメイン代以外はランニングコストがかからないので、それ以外の金額が月々かかるとのことであれば、しっかりと確認した方がいいと思います。
それとSEO対策に対して、どのくらい自信を持っているかを確認しましょう。
SEO対策とはグーグルなどで検索した時に、上位表示させる対策の事です。
これに自信を持っている人や企業にお願いをしないと、せっかく作っても誰にも見てもらえないということになりかねません。
あとは更新のしやすさが大事です。
今はワードプレスというツールを使って作成するのが主流なので、ワードプレスが一番良いと思います。制作後の更新も楽です。
それではホームページの見直しポイントと制作時に気を付ける事」についてお話していきます。

モバイルフレンドリーかどうか

皆さんもそうだと思いますが、サイトを見る人の80%以上がスマホを使用しています。
スマホで見る時に最適な状態になっていないと、Googleの検索で、上位になれない仕組みにGoogle側でなっています。
スマホで見た時に、やたら字が小さいサイトがたまにありませんか?あれは、パソコンサイトをスマホで表示しているだけなので、モバイルフレンドリーではありません。
モバイルフレンドリーとは、スマホで見たときに最適化しているという意味なので、そうしたいことを制作者に伝えましょう。
さらに「レスポンシブデザインにすることが、今時点では推奨されています。
これは簡単に言うと、PCで見てもスマホで見ても勝手に最適化されるやり方なので、「レスポンシブデザインでお願いしたいのですが」と伝えると良いと思います。
すでにホームページを持っていて見直す方の場合は、Googleが提供している「モバイルフレンドリーテストツール」というものがあるので、検索してみて下さい。
それを使って現在のホームページがどうなっているかを確認しましょう。

ノンスクロールでどれだけ見せていけるか

80%から90%がスマホでホームページを見るので、「スクロールしたくなるページ」にしなければなりません。
ということは「ノンスクロールでどれだけ良い印象を与えられるか」が勝負です。見やすいのは勿論、ノンスクロールで興味をそそられる内容とデザインにすることが大事です。

刺さる言葉で書いているか

テキストはとても大事です。
ホームページを作る場合、先程の金額だとテキストは自分で考えることがほとんどでしょう。
コピーライターという専門職があるくらいなので、別料金になりますが苦手な人は任せてもいいかもしれません。
お客様に刺さる言葉や、わかりやすい言葉で書かないと、せっかく訪問してくれた人も離脱してしまいます。

特徴をしっかり伝えられているか

ホームページを作ったり見直したりするには、まず自分たちの「強み分析からやっていくことをおすすめします。
他サロンと何が違うのか?得意なことは?技術的な事、設備的な事、仕組み的な事など、いろんな角度から強み分析をすることが大事です。
それを上手くホームページで表現すれば、集客に繋がりやすくなります。

レスポンスデバイスは分りやすい位置にあるか

予約や問い合わせに繋がる行動に移すためのボタンなどを、レスポンスデバイスと言います。
せっかく内容がいいのに、「どこから予約すればいいか分からない」というサイトもよくあります。
電話予約の場合も分かりやすい位置に設置して、タップするとすぐに電話がかけられるように設定しましょう。
ネット予約システムがあるサロンは、それを分かりやすく設置した方がいいでしょう。
もう一つ進んだ話をすると「自分で予約してみることもテストとして大事です。
実際に、お客様が予約する手順を自分でもやってみると、意外なところでやりにくかったりすることもあるので、是非ご自分で予約してみて下さい。

タイトル、ディスクリプション、ヘッダー画像は適切か

皆さんが検索する時を思い浮かべて下さい。「このサイトいいかも」と思って、初めてタップしますよね。
この「いいかも」と思わせるのは「タイトル、ディスクリプション、ヘッダー画像」です。それでは、簡単に3つの気を付けるべき点を説明します。

タイトル

検索順位に関わってくるので、検索ワードであろう駅名や地域名、美容院は必ず入れてください。文字数は、35文字が目安になります。短いと内容が少なくなり、検索者に刺さりづらくなってしまいます。
逆に長いと検索した時に、途中で切れてしまいます。

ディスクリプション

検索した時に、タイトルの下にある説明文です。ここでも駅名や地域名、美容院という単語は必ず入れて下さい。文字数は100文字から120文字が最適です。理由はタイトルと同じです。
デバイスによって、文章が切れるかどうかは変わるので、必ず切れないようにするというよりは、テキストの最初の方に伝えたいことを持ってくるのが良いでしょう

ヘッダー画像

これを入れていないと検索画面に画像が表示されません。
画像が表示されている方が、クリック率が上がるというデータがありますので、素敵な画像を是非設置してください。

サイトデザインを考えるにあたって

サイトデザインを考えるにあたって大事なことは
「画像が多くなるとデザイン性が高まり、訴求力は弱まる。」「テキストが多くなると訴求力が高まり、デザイン性は弱まる。」ということです。
美容院のサイトは画像が多く、テキストが少ないものが多いように思います。
とってもお洒落でいいのですが、お客様目線に立った時に「何屋さんなのか?」「おしゃれだけど分かりづらい」等を感じさせてしまうサイトも少なくありません。
うまくバランスをとることが大事です。

まとめ

いかかだったでしょうか。
今回は「ホームページの見直しポイントと制作時に気を付けること」について、お話しました。
月に50人の新規のお客様がいるとして、年間で600名。そこからホームページで10%増やせるとしたら、660名になりますね。
およそ1ヶ月分の集客力と考えると、ホームページも侮れないと思っています。
サイトは作ってそのままにしておくのではなく、どんどん改善していくものです。
良くすればするほど集客力が上がります。そういった面では、ホームページは資産と言っても過言ではありません。
今日お話ししたことは基本的なことで、誰でも出来る簡単な事ばかりなので、是非やってみて下さい。
【美容室経営に関するnote】
note(ノート)

元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】
YouTube

7つのポイントはすべて基本的なことばかりですが、とても大事なポイントです。すでにホームページをお持ちの方は是非チェックし…

 
Youtube 最新情報をチェック!