美容師必見!!美容室における次回予約の取り方を超簡単にまとめてみました(前編)

美容師必見!美容室の次回予約の取り方まとめ(前編)

以前、YouTubeにて次回予約の重要性という動画をアップしました。
重要性を説いたので今回は「次回予約の取り方」について説明していきたいと思います。
もしまだ「次回予約の重要性」についての動画を見ていない方は、そもそもなぜ次回予約が重要なのか?がお分かりになってから、この記事を見られることをおすすめします。

作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有…

このやり方は、当社で70%から80%の次回予約率を出しているやり方です。
私個人で言うと95%以上の次回予約を取っていた時期もあるので、かなり効果が高いやり方だと思ってもらって大丈夫です。
ちなみに数年前は、次回予約率0%でした。
ポイントは3つ
  1. カウンセリング
  2. ホットボタン
  3. クロージング
この3つです。
この3つを前編と後編の2つの記事に分けて、解説していきます。
 

カウンセリング

 
まず「次回予約につなげるカウンセリング」について説明していきたいと思います。
ポイントは、「カウンセリングで聞き出したお客様の希望、悩み、痛みの中」 にあります。
例えば
「いつも襟足の毛が肩に付いてすぐに跳ねてしまう。だけど短くしたくない。今までどこに行っても短くされるか、長くして跳ねるかのどちらかだった。」
 というお悩みをカウンセリングした結果、皆様ならどうしますか?
色んな答えがあると思いますが「顔周りが長ければ襟足は短くてもいい」という今まで提案されたことのない、答えにたどり着いたとします。
ここでお客様の心の中では
「私の要望を丁寧に聞いてくれた!!この美容師さん、たのもしいし今までの悩みが解決出来そう!!」
おそらくこんな感じで、期待していらっしゃるはずです。信頼も勝ち取れているのではないでしょうか。
先ずこれが大事です。
何よりもお客様にカウンセリングから信頼してもらうことです。
そこで、この質問をして下さい。「いつもどのくらいの期間ではねていきますか?」
なぜこの質問なのでしょうか。
分かりやすいようにロープレをやってみます。カウンセリング途中からのロープレです。
 

美「いつもどのくらいの期間ではねてくるのですか?」
客「1ヶ月です。」
美「今日は2ヶ月持つように切るので楽しみにしていて下さい。
客「はい!」
 美「ただ、2ヶ月経つとはねてきます。なぜかというと、この襟足の毛が肩に付く長さになり、肩が邪魔してまとまりづらくなるんです。なので、このスタイルの賞味期限は2か月です。」

客「なるほど。」
美「私は美容師としていつも綺麗でいて頂く事が重要だと思っています。次回のご来店は、2ヶ月後が良いと思うのですが、いかがですか?」
客「はい。」
美「実は、ご希望時間の予約が取りにくい状態になっておりまして、8割以上のお客様がお帰りの際に次のご予約を取って帰られています。2ヶ月後どこか押さえておかれることをお勧めします。お会計の際におっしゃってくださいね。」

客「分かりました。」

もちろん、カウンセリングで聞き出したお客様の希望、悩み、痛みによって質問は変わります。
それに合わせた質問を考えて下さい。
カウンセリングでよくあるお客様の希望、悩み、痛みだと
髪の量が増える、カラーの退色が早い、ハネル、トップにボリュームが無くなる、艶がなくなる、クセが出る、最初は自分でスタイリング出来るがだんだん出来なくなる、白髪が目立つ、シルエットが崩れる」
等があります。
ここで大事なのは、ほとんどの場合カット後の日数が問題になってきているということです。
技術力で解決したことは、ある一定の時間が過ぎるとまた現れます。
私たちは美容師として、常に綺麗な状態でいて頂く事が大事なのではないでしょうか。
お客様からカウンセリングで聞き出した事柄において重要なの解決した状態に保つ】という事です。
お客様の美をプロとして保証する。
それを具体的な形にするには「次回予約」しかありません。
では、ここでよくある意見をあげてみたいと思います。
「次回予約に取り組んだことがあるけど、上手くいかなかった」とか「上手く浸透させられるか自信がない」という意見ですね。
この場合、どこが問題なのでしょうか。
多くのサロンで、次回予約が定着しない理由はいくつかあります。
その多くの場合は「お客様自身が髪に対する優先順位を低く設定している」という事実です。
例えば病院で受けた検査結果は、お医者様と決めた日に必ず聞きに行きますよね。
しかし美容院ではまだそこまでの理由を示せていないのが現状ですし、お医者様より権威性も低いという事実もあります。
だからこそカウンセリングが重要になります。
カウンセリングでお客様の中の「美の優先順位」を上げ、かつ権威ある立場から次回予約を促すことが大事です。
先程ロープレでやってみたように、カウンセリングの段階から自分の希望が叶うと思えたり、悩みや痛みが解決したりすることで「この人に任せておけば簡単に素敵になれるかも」という意識が働きます。
そうすることで、権威性が増し次回予約の提案も受け入れて下さるというわけですね。
これにより高い確率で次回予約をして下さるという結果に結びつき、取り組みが上手くいく要因となります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は次回予約の取り方の前半部分次回予約につなげるカウンセリング」についてお話しました。
次回予約というアクションはサロンワークの最後のパートですが「最初のカウンセリングからすでに始まっている」ということがお分かり頂けたら嬉しいです。
まとめると重要なポイントは4つです。
  • 希望、悩み、痛み を聞き出す
  • 解決の根拠を示す
  • 期限を提示する
  • それに合わせた次回予約日をお知らせする
カウンセリング時にこの4つを必ず行うことで、次回予約率を上げる準備万端です。
次の記事では、次回予約の取り方の後半「ホットボタンとクロージング」についてお話していきたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。
【美容室経営に関するnote】
note(ノート)

元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】

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