美容室にPayPayを導入してみてた感想と、PayPayマイストアについて
皆様のサロンでは、QRコード決済は導入されていますか?
導入しているサロンは実感されている人も多いと思いますが、どんどん決済金額が増えてきていますよね。
QRコード決済はたくさん種類がありますが、その中でも1番シェアを伸ばしているのがPayPayだと思います。
ということで、今回は
「美容室にPayPayを導入してみて感じたこととPayPayマイストア」について詳しくお話していきたいと思います。
ポイントは4つ
- QRコード決済比率は上がる
- 決済手数料が安い
- PayPayマイストアとは
- PayPayマイストアのプラン
それでは、1つずつ説明していきます。
1.QRコード決済比率は上がる
まず、QRコード決済全体のお話です。
すでに、導入済みのサロンでは実感されていると思いますが、QRコード決済の比率は上がってきています。
これはPayPayを含むQRコード決済会社が、ユーザー向けにキャンペーンをどんどん行っていることにより、認知度が上がってきているものと思われます。
当社でも、売り上げの約3割がQRコード決済で支払われています。現時点この割合なので、今後はもっと増えていくでしょう。
2.決済手数料が安い
こちらをご覧下さい。
100万円の売り上げを、カードとPayPayで決済した場合の手数料です。
- カード 3% 30000円
- PayPay 1.98% 19800円
- PayPayマイストアライトプラン加入 1.6% 16000円
カードとPayPayでは、10200円の差。カードとPayPayマイストアライトプラン加入した場合では、14000円の差が生まれます。PayPayマイストアに関しては、後で説明します。
100万円の決済をPayPayとカードで比べると、年間で10万円以上変わってくるので、大きな差ですよね。
ただ一方で、今まで、現金払いのお客様がQRコード決済を選択されると、その分マイナスになってしまいます。ここは考え方なので、参考になさって下さい。
ただ肌感としては、今までカード決済をされていた方がQRコード決済に切り替えていくパターンが多いように思います。
現金からQRコード決済に支払い方法を変える方は、まだ少なく感じています。
3.PayPayマイストアとは
PayPayマイストアは、PayPayに掲載される店舗情報を更新できる機能です。
PayPayユーザーは、PayPayアプリのマップから、店舗の作成したストアページを閲覧出来ます。
各店舗は、店舗情報を紹介するためのストアページを作成し、最新情報の投稿やクーポンの掲載など、ユーザーにとって有益な情報を発信することで、集客を図ることが出来ます。
各店舗が、PayPayマイストアで設定した内容は、PayPayアプリ上に反映されます。
ユーザーは、PayPayアプリで「近くのお店」を選択し、MAP上のアイコンをタップすることで各店舗のストアページを確認出来ます。
PayPayマイストアの店舗情報は、自店舗で管理することが出来るので、情報の編集・更新や限定クーポンの配信などの対応にも便利です。いわゆるPayPay内の店舗ページですね。
グーグルマイビジネスを設定されている方は、そんな感じなので想像しやすいかと思います。下記の情報を登録できます。
- 店舗情報の掲載(開店時間、住所、定休日など)
- 店舗写真の掲載(外観、内観、商品など)
- お知らせの配信(イベント、キャンペーンなど)
- 店舗のアイコン(ストアページ、決済画面など)
4.PayPayマイストアのプラン
ライトプランと無料プランがあって、どちらかを選択します。
このPayPayマイストアライトプランを選ぶと、決済手数料が1.6%になります。ただし、月額1980円の利用料がかかります。
ちなみに無料プランだと1.98%なので、その差は0.38%です。
約52万円以上決済すれば、月額利用料をペイ出来る計算になります。
機能の違いとしては、クーポンを発行出来るかどうかです。
このように今後は、クーポン機能を付けて集客システムにも力を入れるようですが、そこはまだ現時点では期待で出来ません。
理由としては「美容院に行きたいな」と思って、PayPayアプリから探すというアクションは、まだユーザーが思いつかないからです。
ちなみにクーポン設定した時にかかる利用料金としては、
- 3%の成果報酬
1万円のクーポンをお客様が利用されたら、3%の手数料をPayPayに支払うということです。 - PayPayボーナスの原資負担。0.5%~1。5%。ほとんどの人は0.5%ですが、お客様側に「月にいくらPayPayで決済しないといけない」などの達成条件があります。条件を達成するとパーセンテージが上がるのですが、結構厳しいのでほとんどの人が0.5%かと思います。
- 決済システム利用料。1.6%
これは先ほど説明しているので割愛します。
ということになります。
例えば、
定価10000円のメニューで10%オフのクーポンを作成し、お客様が利用された場合
お支払い・・・・9000円
成果報酬3%・・・270円
PayPayボーナスの原資負担0.5%~1.5%・・・45円~135円ほとんどの人は0.5%
決済システム利用料1.6%・・・144円
「決済システム利用料の他に3.5%の負担」があるということになります。これを宣伝広告費と捉えれば安いですし、逆に決済手数料と考えたらめちゃくちゃ高くなりますよね。
ここをどう考えるかは、人それぞれだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「PayPayを導入してみて感じたこととPayPayマイストア」についてお話しました。
まとめると、
- 1.QRコード決済比率は上がる
QRコード決済はこれからもっと伸びていくと予想されます。 - 2.決済手数料が安い
1.98%か1.6%です。どちらにしてもカードと比べるとかなり安いですね。 - 3.PayPayマイストアとは
PayPayアプリ内でのストアページです。グーグルマイビジネスのような感じです。 - 4.PayPayマイストアのプラン
無料プランとライトプランがあって、ライトプランではクーポンが発行出来ます。
実は、PayPay取締役副社長執行役員COOの馬場さんも「(ライトプランは)まだまだ1980円の価値は少ないと思う。」語られています。
10月1日から中小店舗向け決済手数料を取るPayPay。単なる有料化ではない、PayPayが考えるこれからのキャッシュレ…
決済システムに集客システムを加えた初期段階ということで、集客力はまだ期待出来ないというのが、私の感想です。
ただ決済手数料は安いですし、4200万人のユーザーがすでにいるということなので、導入していないところは、考えてもいいと思います。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】