美容室の受付時間が終わっても退勤できない問題
美容室に限らず「退勤したいのになんとなく気まずくて、できないなぁ」という場面はありますよね。
美容室でも、社員が帰りたいのに帰れないという場面はいくつかあります。
今回は最終受付時間に絞ってお話します。
ということで「受付時間が終わっても退勤できない問題」についてお話していきたいと思います。
解決策もお伝えしていきますので、是非参考にして下さい。
美容院の最終受付で問題になる場面
最終受付で問題になる場面は、2つあります。
1.最終受付19時で店内のお客様1名 スタッフ3名
最終受付19時からカットのご予約が入り、19時からお客様は1名様。
スタッフは3人。
20時にお客様がお帰りになるので、スタッフ2名は待機もしくはヘルプ。
これはお客様よりもスタッフの人数が多いのに、退勤出来ないという場面ですね。
2.最終受付19時で店内のお客様0 スタッフ3
最終受付が終わった時点で、お客様はゼロ。
スタッフ3名は、お客様がいない状態で1時間待機。
これはお客様がいないのに、残っていなければいけないという場面ですね。
なぜ退勤できないのか
「先輩だから気まずい。」
これは美容院に限らずですが先輩が残っているのに退勤するのは、気まずいという感覚ですね。
日本人の多くの人が持っている感覚なので、そういう空気になりやすいですよね。
最終受付問題の解決策
この2つの問題に関しては、就業規則もしくは労働条件通知書の内容がどうなっているかが大事です。
19時が定時なのであれば、どちらの場合も必要ない人は、退勤OKですね。ただし、お客様を施術しているスタッフは、1時間の残業になります。
20時が定時なのであれば、どの場合であっても全員20時まではいなければいけません。
普通の会社でも固定給の場合は、20時定時で19時に仕事が終わって「やることないなー」となっても、何かしら仕事を探してやらなければならないですよね。
「仕事終わったんで帰ります。」は、ないと思います。
早番遅番がある場合は、それに準ずる形になりますね。
例えば、19時が定時の人と20時が定時の人がいれば、退勤する人としない人がいるということになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「受付時間が終わっても退勤できない問題」についてお話しました。
まとめると、
お客様がいるいないではなく「就業規則もしくは労働条件通知書の内容がどうなっているか?」が判断基準になります。
就業規則は、常時10人以上雇用している会社に作成の義務があるので、ないところは労働条件通知書でもいいですよね。
就業時間内は働いて、それ以外は時間外労働という当たり前のことなのですが、美容院ではお客様がいるいないで判断している人がいるようなので、今回はこのようなお話をしてみました。
退勤時間はお客様がいるいないでも変わりますが、その前に就業規則でどうなっているか?がとても大事ということです。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】