美容師を雇う時に気を付けたい!新卒採用と中途採用の違い&メリットデメリット

美容師の新卒採用と中途採用メリットとデメリットとは

皆さんは、採用活動をどう行っていますか?
新卒メインのところもあれば、中途を狙っているサロンもあると思います。
どちらも大切な社員になるわけですが、新卒と中途で気を付けるべき点が違ってきます。
ということで今回は「新卒採用と中途採用の違いやメリットデメリット」についてお話していきます。
ちなみに当社は、現在でいうと新卒と中途が半々なので、二つの角度からお伝え出来ると思います。
楽しみにしていて下さい。
ポイントは4つ
  1. 教育
  2. 採用
  3. 戦力
  4. その他
になります。それぞれ見ていきましょう。

教育

新卒採用

まっさらな状態から教育出来るので、サロンの文化やこだわりなどをしっかり身に付けてもらえます。

その反面1から教育が必要です。

技術はもちろん、接客や雑務も全て1からなので成長に時間がかかります

社会人としての当たり前や、一般常識も教育する必要があります。

社会人や一人暮らしなので、メンタルのケアも必要ですし重要です。

ホームシックや一人暮らしの大変さなど、理想と現実のギャップに悩む人もいます。

中途採用
人にもよりますが、教育することが新卒より少ないことが多くなります。

社会人にも慣れている半面、スタイリストであれば、統一した技術を教えにくいという側面があります。

まっさらな状態ではないので、前職の考え方やこだわりが身に沁みついており、それをどうしていくのかがカギになるでしょう。

尊重して、ある程度自由にしてもいいのか?それとも自社のやり方に統一するのか?このどちらかです。

ただ、自社のやり方に統一するのは、経験値があるほど難しいでしょう。

かといって尊重しすぎるとサロンの色が崩れる可能性もあるので、ここは経営者判断ですね。

アシスタントで向上心のある中途は、比較的自社のやり方にスイッチしやすい傾向があるので、さほど心配ないように思います。

採用

新卒採用

入社時期が4月に限られます。内定を出していても直前で辞退ということもあるので、リスクもあります。

3人内定を出していたのに、そのうち2人が直前で辞退したら、採用計画が狂ってしまいますよね

そこからまた新卒に対して募集をかけても、もうすでに内定者が多いので応募少なくなります。

内定を出したら、しっかりと定期的にコミュニケーションを取ることが大事です

生徒さんにとっても、入社前から会社のことを知る機会ですし、先輩とコミュニケーションを取れるのでお互いにとって良いですね。

新卒採用は成果報酬型の求人サイトやエージェントの場合、採用コストが安い傾向にあります

中途採用

入社時期が一年中です。

人材が欲しいと思った時点で採用コストをかけることで、人材が集まりやすくなります。

よって、社員数の増減に対応しやすいでしょう。

例えば、急に人が辞めてしまった場合には、新卒であれば4月まで待たないといけませんが、中途ならそれよりも早く人材を確保できる可能性があります。

ただし、これは新卒にも言えることですが、コストをかけたからと言って必ず反応があるわけではありません。

めちゃくちゃお金をかけたのに、全く反応がない場合もあります

中途採用は成果報酬型の求人サイトやエージェントの場合、採用コストが高い傾向にあります。

戦力

新卒採用

教育に時間がかかるので、最初は戦力になりづらいでしょう

さらに教育をするために、既存スタッフや時間を確保しなければならないので、戦力になるまではサロンの仕事量は増えてしまいます。

このように新卒は時間的、人的リソースを確保できるサロンに向いているので、スタッフ人数が少なかったり、オープン間もないサロンで新卒の入社が初めての場合は、大変になることが多くなります。

新卒者のためにも、自社で教育をする仕組みをしっかり持っていて、ある程度戦力になるまでの計算が出来るサロンである必要があります。

中途採用

そのサロンのやり方を覚えてもらえれば即戦力になります。

スタイリストであれば売り上げも作れます。

アシスタントでも業務を任せることが出来るので、サロン全体として戦力アップになることが多くなります。

以上の理由からスタッフ人数が少なかったり、オープン間もないサロンが早く発展するためには、中途採用を検討しても良いと思います。

ただし、先ほども申し上げましたが、自社のやり方に統一するのは、経験値があるほど難しくなります。

サロンの色が崩れることもあったり、雇ってはみたものの実力的に再教育が必要な場合もあるので、注意が必要です。

その他

新卒採用

他サロンと比べられないので、不満点があるとストレスを感じる人が多いでしょう

その結果、退職を考えるポイントが中途よりも多くなります。

新卒が悩む部分は多岐に渡るので、しっかりと先輩が関わって、その都度問題解決をしていくことが大事です。

同時期に色んなサロンに入社した学生時代の友達もいるので、そこでの意見交換もあります。

その時に、自分の働いているサロンが他サロンより不満な点が多い場合、メンタルが凹んでしまう可能性もでてきます。

働きやすさや、夢を追いかけられる環境整備がとても大事ということですね。

逆に「あなたのサロンいいね」と友達から言ってもらえる環境を目指すべきでしょう。

中途採用

何が嫌で転職したのかを聞けることがポイントです。

その人が大事にしている部分でもあるので、しっかりと反映させることで働き方の満足度が上がります。

例えば拘束時間が長すぎて嫌だったとか、教育がしっかりしていないとか、理由は人それぞれです。

今までのサロンと比べてくれるので、自社の良さを伝えやすいですし、働いてきた経緯を聞けるため、人となりを判別しやすい傾向にあります。

注意点として転職回数が多い人は、何か問題を抱えている可能性が高いので、しっかりと転職理由を聞くことが大事です。

 まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「新卒採用と中途採用の違いやメリット・デメリット」についてお話しました。
まとめると、
  • 1.教育
  • 2.採用
  • 3.戦力
  • 4.その他
この4つです。
どちらにしても、サロンの考え方やコンセプトに合っていないと、お互いに良い関係になれないことは確かです。
しっかりとお互いが納得して、採用することが大事だと思っています。
【美容室経営に関するnote】
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元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

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