美容師国家試験のオールウェーブ必修見直しについて

今日は「美容師国家試験のオールウェーブ必修見直し」についてお話していきます。

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ニュースによると

2021年6月に自民党有志で構成される「美容サロンに関する議員勉強会」(座長・うえの賢一郎衆議院議員)は「河野太郎規制・行政改革担当大臣」へ、美容師の国家試験改革を早急に行うべきとする提言書を提出。河野大臣は「検討したい」としています。

※参考※
日本美容サロン協議会「提言書」

ということなんですが、これについて私の考えを5つお話していきます。

 

1.学校や先生方が大変

なんといっても1番大変なのは美容専門学校や先生方ですね。

今までずっとやってきたことがガラッと変わるかもしれないので、その準備や授業を作っていくということは相当の労力だと思います。

教科書の内容から、教材が変わるのはもちろん、新しい国家試験対策を考えつつ、オールウェーブ分の時間を何に充てていくのか?

などまだまだあると思いますが、パッと私が考えるだけでもやることが山積みです。

あとはオールウェーブが廃止になる時、切り替わり時期の生徒のケアも必要になってきますよね。

改革された場合は、学校と先生方が本当に大変だと思います。

現場からの意見など私にでお手伝いできることがあれば、ぜひご連絡いただけたらと思います。

 

2.オールウェーブは必要ないのか?

私は、オールウェーブという技術に、現場での要素は入っていると思います。
ピンカールはピンパーマに必要な要素が入っていますし、フィンガーウェーブもクリエイティブな撮影などで使うことがあります。

ただ、オールウェーブということにこだわらなくても、その要素をトレーニングすればよいかなと思います。

というのも、学校によっても違いますが、オールウェーブセッティングの練習のため60時間前後使っている学校が多いようで、かなりの時間数だからなんですよね。

なので、国家試験ではなく授業にその要素が入ればいいのかなと思っています。
例えばピンパーマができるようになる授業とか、フィンガーウェーブを使って作品を作るとかですね。

 

3.代わりに何をするのか

オールウェーブの代わりに何をすればよいのでしょうか?
私は、まつエクやまつ毛パーマは美容師免許がないとできないので、これが必修にならないかな?と思っています。

あとはサロンワークでの「慣れ」が必要なカラーの塗布練習や、シャンプーのトレーニングが入ってくると、即戦力になりやすいですよね。

うちのサロンは中途と新卒が入り混じっているのですが、中途は技術のやり方が違っても手が慣れているので、仕事を覚えていくのが早い傾向になります。

これは当たり前のことなのですが、この状態を美容専門学校でできていると、サロンに入ってからの活躍具合やスピードが変わってくるかなと思います。

ポイントはサロンワークの「慣れ」を学生時代に作るという感じですね。

 

4.スピード感

今は自民党の勉強会から提言書を提出し、河野大臣が「検討したい」とおしゃっているという段階です。
ここからどうなるのか?というのはまだわからないですよね。

個人的にはいつになるのかな?まだまだ先なのかな?というのが本音です。

仮に政権交代したらなくなる話にもなりそうですしね。

 

5.これで美容業界がめちゃくちゃよくなるのか?

この改革で美容業界がめちゃくちゃ変わるかと言ったら、そうではないと考えます。
ただ、今まで大きな変化がなかった分、一歩踏み出す感じにはなるのかなという印象です。

どんな試験でも「それ現場じゃ使わないよ」という形骸化した内容はあると思います。

これをきっかけに国家試験と現場のリンクする箇所が増えることを期待しています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今日は「美容師国家試験のオールウェーブ必修見直し」についてお話してきました。

まとめると

1.学校や先生方が大変
美容専門学校の先生方は本当に大変になると思います。

2.オールウェーブは必要ないのか?
オールウェーブの要素は必要かもしれません。

3.代わりに何をするのか
サロンワークでの「慣れ」がキーワードだと思います。

4.スピード感
こればっかりはわからないですが早く着手されることに期待です。

5.これで美容業界がめちゃくちゃよくなるのか?
大改革とはいきませんが大きな一歩であることは間違いないです。

ということでした。

私は、美容業界にとってプラスしかない改革案だと思っています。

ただ何事も変革する時には歪みが生じるので、それとどう向き合うのか?あるいはチャンスに変えるのか?がポイントになってくると思います。

何はともあれ美容業界が良い方向に進んでいくことを願うばかりです。

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