これだけは改善しよう!!美容室で不快な7つのこと

これだけは改善しよう!!美容室で不快な7つのこと

美容室はお客様にとって、綺麗になったり気分が良くなる場所ですよね。
とても良い仕事だなと思います。
その一方で、気を付けないとお客様が不快に感じる部分も沢山あります。
不快な部分があると、美容室の良さが半減してしまうので、繁盛店を作るためには「不快の解消」が大切だと思っています。
例えば、衛生面に問題がある場所で、美味しい料理が出てきても嫌ですよね
ということで、今回は美容室の不快な部分についてお話していきたいと思います。
また、その他サロン経営に関する情報をまとめたnoteも記事の最後に張っておきますので、ぜひそちらもご覧下さい。
それでは本題に入ります。
ポイントは7つ
  1. 毛くず
  2. 耳に水
  3. におい
  4. 髪の毛を引っ張る
  5. コームや爪が皮膚に当たる
  6. 熱い寒い
  7. 重複する話題
この7つとなっています。
1つずつ説明していきます。

1.毛くず

毛くずは、お顔や首筋に付きます。しっかりチェックしていますか?
ここで大事なのは、1本も残さないということです。
顔や首筋に付いている髪の毛を、なんとなくパパっと払うだけでは、取れていないこともあります。
しっかり見ないと、細かい髪を見逃している可能性があります。
唇など取りにくい箇所は、お客様に鏡をお渡しして、ご自身で取って頂いてもOKです。
また、首筋も後ろだけではなく、横や前側もチェックして下さい。
特に刈り上げなどの後は注意が必要です。
首筋の毛くずを少しでも処理しやすくするには、ネックシャッターの使用をおすすめします。これを使うことで、中まで入り込まないので処理が楽になります。
ショートスタイルには必ず使いたいところですね。
襟の中に細かい毛くずが入ってしまうと、チクチクしてしまいます。
これもかなりストレスなので入らないように処理することが大切です。
美容師は、髪の毛に対して鈍感になっている人が多いと思います。自分の洋服や靴、顔や体に髪の毛が付いていても、それほど気にならない人もいるのではないでしょうか。
しかしお客様にとっては、1本でも付いていると非常に嫌なものですこの感覚のズレが不快に繋がるので、ぜひしっかりチェックして下さい。

2.耳に水

最近は、バックシャンプーの店舗が増えていると思います。
そこで出てくるのが、サイドシャンプーよりも耳に水が入りやすいという問題ですね。
トレーニングや技術チェック時に、しっかり指導することが大事だと思います。
さらに、耳に入る可能性があるというのを、スタッフが常に意識しておくべきだと思います。
そうすれば、万が一耳に水が入った場合でも気が付いて拭けるはずですね

3.におい

においには、2種類あります。
1つは薬剤臭です。カラー剤やパーマ剤など、しょうがない部分はあると思いますが、定期的な換気で軽減させることが出来ます。
もう一つは食べ物のにおいです。バックヤードが完全に仕切られていない場合は、においが強い食べ物をスタッフが食べていると、フロアにまで漂います。
気持ちのいい感覚にはならないので、そのようなものは食べないルールにするなどし、対策を取ることおすすめします。

4.髪の毛を引っ張る

「カット中、カラー中、ワインド中、シャンプー終わった後」
美容師は様々な場面でお客様の髪の毛を梳かしたり、ブラッシングします。その時に髪が引っ掛かって、引っ張ってしまうと非常に不快ですね。
ダメージが多い方や、絡まりやすい髪質の方は、繊細に施術するべきです。
担当者は気を付けていても、アシスタントが髪を引っ張ってしまっているケースもあるので、全体でシェアすることが大切です。
意外に「ブラシよりコームの方が梳かしやすい」と思っている美容師が多いのも、知っておいた方が良いかもしれません。
特にアシスタントは、経験値が低いので「コームの方が、細かい作業がしやすくて梳かしやすい」と思っている人がいます。
その結果、シャンプー後に永遠と髪を梳かして、引っ張り続けているというケースもあります。
この場合は、クッションブラシとかパドルブラシというタイプが梳かしやすいので、そのような指導をすることも大切ですね。

5.コームや爪が皮膚に当たる

コームの先が、頭皮にガシガシ当たるのはよくありません。
スタイリストがカットする時に、コームが皮膚に当たりすぎていないかをチェックすることもおすすめします。耳に当たるスタイリストもいるので、そこも一緒にチェックして下さい。
爪に関しては、ドライの時やシャンプー中など、皮膚に当たる可能性があります。本人は、意外に気が付いていないことが多いので、これもチェックが必要です。
気を付けていても、無意識のうちに当たっていることがあるので注意です。
コームも爪も、頭皮を傷つける可能性があります。お客様は我慢している場合が多いので、そのままカラーを塗布して頭皮が染みてしまうという流れにもなりかねません。
大事なポイントなので、しっかりと注意して下さい。

6.暑い寒い

美容室の空調コントロールは、とても難しい問題です。
なぜかというと、髪が濡れているお客様と、乾いているお客様で体感温度が違いますし、男女でも違います。
ドライヤーの稼働台数でも室温は変わりますし、クロスの下に何を着ているかでも変わっていきます
お客様が快適に過ごせるように1人1人確認するしかないので、常に気に掛けることが大事です。

7.重複する話題

これは色々なところで『美容師あるある』として言われていることです。
「天気いいですねー」「この後どこか行くんですかー」「今日はお休みですかー」のような当たり障りのない会話のことを指します。
もちろん、この会話をしてはいけないということではありません。私が問題だと思う点は、違うスタッフが繰り返し聞いてしまうということです。
例えば「今日はおやすみですかー?」とスタイリストに聞かれ、カラー中にアシスタントに聞かれ、シャンプー中に別のアシスタントに聞かれ・・・。
こうなるとお客様はとても不快に感じますよね。改善方法としては、何か決まりを作り、重複した会話にならないようにすることが大事です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「これだけは改善しよう!!美容室で不快な7つのこと」についてお話してきました。
まとめると、
  • 1.毛くず
    美容師は髪の毛に鈍感になっているので、1本も残さない用に意識しましょう。
  • 2.耳に水
    バックシャンプーは、耳に入りやすいので注意です。
  • 3.におい
    薬剤臭は換気。食べ物はにおいの強いものは禁止。これを守りましょう。
  • 4.髪の毛を引っ張る
    絡まりやすい状態であれば、コームよりブラシを使ってください。
  • 5.コームや爪が皮膚に当たる
    自分では気が付いていない人が多いので、1度サロンでチェックしてみて下さい。
  • 6.熱い寒い
    美容室の室温コントロールは難しいので、お客様1人1人を気に掛けることが大事です。
  • 7.重複する話題
    同じ話題を1人の方にしないように工夫して下さい。

ということになります。

当サロンも、この7つを完璧に出来ているかと言われれば、そうではありません。

ただ、出来るだけ少なくなるように注意しています。

最初にも申し上げたように不快な部分があると、良い部分が伝わりづらくなります。

繁盛店を作るには、まず不快な部分を改善するところからです。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

【美容室経営に関するnote】

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元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】

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