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美容師アシスタント必見!美容室で起こるミスやクレームをまとめました!!
一人サロンや1人で業務委託をされている方以外は、アシスタントに施術をお願いする場面があると思います。
その時に、起きやすいミスやクレームをまとめてみました 。
この記事を見ていただければ、 事前にしっかりトレーニングをしてクレームを回避したり、任せるときも投げっぱなしにするのではなく、 注意を払いながら任せることが出来ると思います。
まとめている場面は「ミスやクレームが起こりやすい場面」 なので、ぜひサロンワークで注意してみて下さい。
もちろん、ミスやクレームが起こらないようにするには、どうすればいいのかも説 明しておりますので、参考にして下さい。
ということで今回は「アシスタントが関わる施術で起こるミスやクレーム」についてお話していきます。
では、早速本題に入ります。
場面は5つ
- ドライヤーやストレートアイロンで熱くしてしまう
- 耳に水が入る
- 技術が雑または遅い
- 液だれ
- 洋服にカラーが付く
それでは、1つずつ説明します。
1.ドライヤーやストレートアイロンで熱くしてしまう
ドライヤーでのミスは、特に新人アシスタントに多いミスです。 お客様の地肌の感覚をつかめていない場合に起 こります。
「常にドライヤーを振る」「ドライヤーの風と自分の手は常に連動させる」
この2つである程度防げますが、100% ではないので十分に注意が必要です。
ストレートアイロンに関しては、縮毛矯正の時に起こります。
このミスが起こりやすい頭部の箇所があるので、それをシェアします。
その箇所は「耳腺より下、いわゆるアンダーセクション」です。
矯正時のアイロン施術は、アンダーセクションに関して特に注意して 施術をすることで、ミスが格段に減ることを覚えておいて下さい。
2.耳に水が入る
シャンプー台で起こるミスです。 特にバックシャンプーでは、起こりやすいですね。
これはもうトレーニングでしかありません。 しっかり先輩が見てあげて下さい。特に、もみあげが長いメンズさんには注意が必要です。 無理に流そうとすると、水のコントロールが出来なくなってしまいま す。
この場合は無理して流さず、 濡らしたタオルでしっかり拭き取るのが良いでしょう。また、 もしも耳に入った場合は、手を止めてすぐに拭くということを徹底さ れると、お客様の不快感が軽減します。
あと、もう一つあります。
水や泡が耳に入っていることに気が付かないスタッフもいるので、 トレーニング時にしっかりチェックして下さい。
3.技術が雑または遅い
施術を任せると、担当スタイリストよりもクオリティが下がることも あると思います。
この状態になると、お客様もスタッフも嫌な思いしかなく、 良いことが何もありません。
施術難易度を見極めて仕事を振るようにしましょう。難易度が高めな施術の場合も、 しっかりと丁寧に伝達や指示を出すと、出来ることも多くなります。
忙しいからといって短い単語で指示を出すと、 ミスも多くなります。
出来るだけ分かりやすく指示を出しても、伝える時間は数秒しか変わ らないはずなので、やってみて下さい。
4.液だれ
パーマの薬剤塗布の時に起こる液だれは、 美容師ならほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょう か。
最悪なのは液が顔に付いてしまい、さらに目に入ってしまっ た場合です。
これが起こらないようにするための方法を2つお伝えします。ターバンの隙間チェックなどの基本的なことは、出来ていると仮定し てお話していきます。
1つ目は、はち上の薬液塗布の際「お客様にやや上を向いて頂くこと」です。
特に前髪は、1番液だれの危険性があるので、必ず少し上を向いてもらうといいと思 います。
2つ目は、はちうえの薬剤塗布の際「念のため目を閉じてください」 とご案内することです。
顔に液だれすることはNGですが、さらに最悪なのは目に入ることなので、それを回避するためのインフ ォメーションです。目を瞑っていれば万が一、目の周辺に薬剤が垂れてきても目の中に入ることは免れ ます。
この「上を向いて頂くこと」と「目を閉じてもらうこと」を徹底すれば、液だれによるミスや大き な事故はかなり防げます。
またミスが起きてしまい、目に入った時を想定して用意しておくといいも のも2つあります。
それは、アイボンの目を洗う専用の容器とコンタクトレンズの保存液 です。
パーマ液が目に入った場合、水で流さないといけないのでアイボンの 使用は禁止です。これは、絶対に間違えないで下さい。
どうするかというと、アイボンの容器に水を入れれば簡単に洗浄することが出来ます。
ただし、何度か水を変えて回数はしっかり行って下さい。
コンタクトレンズの保存液に関しては、 パーマ液が目に入った後にコンタクトをしないほうが良いからです 。保存液を常に持ち歩いている方は少ないので、 用意しておくといいでしょう。
このような応急処置を行ったら、医師の診断を受けて頂くことを おススメします。
5.洋服にカラーが付く
これが起きるのには、いくつか理由があります。
- 塗布技術が雑でカラー剤を飛ばしてしまう
- 塗布後にカラー剤がクロスに付いている
- ワゴンにカラー剤が付いている
- クロスが椅子の中に入っている
この4つです。1つずつ説明します。
塗布技術が雑でカラー剤を飛ばしてしまう
これが発覚した場合、当人が気を付けてなおるレベルであれば、しっかり注意してください。ただ何度も繰り返す場合は、再トレーニングをすることをおススメし ます。
塗布後にカラー剤がクロスに付いている
塗布後は、クロスを必ず一周チェックしましょう。 丁寧に塗っているつもりでも、クロスに飛んでいる場合があります。
そのクロスが、スタッフや他のお客様に触れることで洋服につく可能 性が高くなってしまいます。
ワゴンにカラー剤が付いている
塗布後にはワゴンもチェックしましょう。 お客様やスタッフがフロアを歩く際、ワゴンに当たる可能性があるか らです。
ワゴンから飛び出ている刷毛などもワゴン内に収めましょう。
クロスが椅子の中に入っている
カラー前、カラー中、カラー後。 すべてにおいて、クロスが椅子の中に入らないように気を付けて下さい。
お客様が姿勢を変えることで、 背もたれ部分にあるクロスが椅子の中に入ることがよくあります。もし、クロスが椅子の中に入ったら、 一度椅子をチェックして、カラー剤が付いていないかを確認しましょ う。
それをしないとその方はもちろん、次に座った方にカラー剤が付いてしまう可能性が あります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は 「アシスタントが関わる施術で起こるミスやクレーム」 についてお伝えしました。
もう一度まとめると、
- 1.ドライヤーやストレートアイロンで熱くしてしまう
-
2.耳に水が入る
-
3.技術が雑または遅い
-
4.液だれ
-
5.洋服にカラーが付く
これら5つになります。
もちろんこの5つは、スタイリストや店長さんやオーナーさんもミス をする場面でもあります。
アシスタントだけでなく、チーム全体で共有出来ると良いですよね。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】