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美容ディーラーとの交渉で、有利な条件を引き出す方法
今回は、ディーラーさんとの交渉についてお話していきます。ディーラーさんなので、材料や店販などの仕入れ交渉ですね。
この記事を書いた理由は、 意外に交渉していないサロンが多かったり、交渉の仕方が分からないという声が多かったからです。
美容院経営は利益率の高いビジネスではありません。
なので、 仕入れ価格はとても大事になります。その手助けをしてくれるのが交渉です。
この記事を見て頂ければ、そのやり方がシンプルに分かってもらえる と思いますので、楽しみにしていて下さい。
それではさっそくいってみましょう。
美容ディーラーさんとの交渉の上で大事なことは全部で9つ
- 交渉のテーブルに付く
- 相見積もりをとる
- 強いメーカーを聞く
- 添付を引き出す
- テスターの添付
- 商材切り替えはチャンス
- 講習などのサポート
- 期間限定の割引
- 数をまとめる
1.交渉のテーブルに付く
まずはここからです。
とりあえず「 仕入れ価格の件でご相談したいのですが」 と担当者に言うことが大事です。
日本人は、なぜか価格交渉が悪い事と思っている人が多いですが、 そんなことはありません。
メーカー、ディーラー、 美容院。
それぞれがwin‐winの関係になっていないといけないの で、お互い発展し続ける為には大事なことですよね。
2.相見積もりをとる
皆さん相見積もりをとっていますか?
大きな何かの修理、改装内装、カード手数料、借入・・・
全てやっぱり競ってもらった方が良い条件が引き出しやすくなりま す。
3.強いメーカーを聞く
ディーラーさんは、それぞれ取引量の多いメーカーと少ないメーカー があります。
取引量の多いメーカーは、ディーラーさんにとっても融通が利きやすくなっています。
例えば、Aというディーラーがあったとします。
ディーラーなので、 メーカーから仕入れたものをサロンに卸します。Aがミルボンを多く取り扱っているとしたら、ミルボン商品は交渉し やすくなっていることが多くなります。
ということで、 ディーラーさんが取り扱っているメーカーで何か強いのか? を聞いてみる事をおすすめします。
4.添付を引き出す
掛け率を下げるのが1番良いのですが、 添付を引き出すというやり方もあります。
例えば「5個仕入れると同じ商品が1個添付される」というやつですね。
この場合「5+1」(ゴプライチ)と言われたりします。
定価が1万円の商品があります。ディーラーがサロンに50% OFFで商品を5個販売する時、もう1個の商品の添付を行うとします。
この場合、5個分の販売価格(\25000)を添付を含めた商品数6で割ると、
\25000÷6個=約41.7%↓50%-41.7%=8.3%ということになり、実質8.3%仕入れが、下がったことになりますね。この様に、掛け率が下がらなくても仕入れ率を下げる事が出来ます。
5.テスターの添付
「お客様に使用するテスターを添付してもらう」というやり方もありま す。お客様にサロンワークで使うものですね。
これもいろんな条件があるので、まずは可能かどうか聞いてみましょ う。
6.商材切り替えはチャンス
商材の切り替えは交渉しやすい状況です。 切り替える時はチャンスだと思って、相見積もりをして交渉しましょう。
7.期間限定の割引
例えば、12月の繁忙期で一気に仕入れが伸びる月は「特別にOOして もらう」なども交渉としてはありです。 発注量が多くなるので、ディーラーも潤います。
それで出た利益をスタッフに月間賞として還元してもいいですよね 。
8.数をまとめる
例えば、Aという売れ筋の商品があるとします。 どうせ必ず売れる物であれば、商品を一気に頼んで数をまとめる事によって、 掛け率や添付を引き出しやすくなります。
数か月先まで販売を見込める発注であれば、やっても良いですね。
9.講習などのサポート
掛け率や添付が引き出せない場合や、 もう少しディーラーに協力してほしい場合、臨店講習等のサポートを無料や低価格でお願いすることもありです 。
例えば、デザインカラーの講習をお願いするとかですね。
そうすると、サロンにとっては技術力のアップになります。
以上が9つの方法です。
当たり前ですが金額が大きくなるほど交渉がしやすくなります。
なので、仕入れの面だけで見ると多くのディーラーさんと付き合うよ りは、1,2社に絞った方がいいと思います。
それはメーカーもそうです。
先ほどお話しした、付き合いのあるディーラーさんの強いメーカーさんでまとめると、良い条件が引き出しやすいですね。
あと共通して言えるのは、 掛け率を下げるより、添付を引き出す方がディーラーさんもやりやす いでしょう。
なので、まずは掛け率から入って、 ダメであれば添付という順番で交渉することをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はディーラーさんとの交渉についてお話しました。
利益率の高くないビジネスモデルにとって、
でも、メーカー、ディーラー、
そうやって生まれた利益が、スタッフに還元されたり、
最初は、緊張するかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみて下さいね
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】