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トレーニングをやらないスタッフをやる気にさせる方法
店長時代からたくさんのスタッフを見てきました。
1つ思うことは一定の割合でトレーニングをやらないスタッフっているということです。
美容室の場合、社員はトレーニングをしないと上手くなりません。
「成長=トレーニング」なので、育成に悩んでいる方も多いのではないかと思います。
ただ、 何人もスタッフと接してきて、トレーニングしないのには理由があったりするんですよね。
なので、今回は「トレーニングをしない人はなぜやらないのか?」 ということからお話していき、その改善策までお伝え出来たらと思います。
美容院以外の業種の方でも使える内容になっていますので、楽しみにしていて下さい。
それではさっそくいきましょう。
トレーニングをやらない人が抱えている原因
まず理由ですが、「何とかなる理由」と「ならない理由」に分かれます。
何とかならない理由
- 退職を考えている
やる気は出ないし、そもそも別の問題。ただトレーニングについての不満が原因であれば、改善の余地あ り。 - 体調が良くない
これはしょうがないので、まずは体調を良くしてもらうことから。 - 美容が好きではない
これも退職に近い理由なので、なかなか難しい。
何とかなる理由
- プレイべートが楽しすぎる
- 今やらなければいけない技術が好きではない
- トレーニングが好きではない
- 計画を立てられない
- やらなくても何とかなっていると思っている
- カリキュラムがない
- カリキュラムに納得がいかない
- 進む基準や合格基準がよく分からない
- 先輩に頼みにくい
- 一人でやっても意味ないと思っている
これらは、今からお伝えする3つを整備すると、改善されることが多いので下記に書いていきます。
カリキュラムや合格基準を作りアップデートする
まず、カリキュラムがないサロンはしっかり作りましょう。
人間、進むべき方向がしっかり決まっていれば、頑張ることが出来ます。
逆に言うと、方向が分からない状態というのは、前に進みにくいですね。
それと、なんとなくのカリキュラムでも良くありません。
しっかりと表にして、誰が見ても分かりやすい物を作ることが大切で す。
また、 次のステップに進める基準も整備している方がいいでしょう。
よく美容院であるのが、先輩の匙加減で進み方が決まるというもの。
そうするとA先輩は「いい」と言っても、B先輩は「ダメ」というような 感じになってしまいます。
その結果、やる気を挫かれてしまうということもありますね。
さらに、カリキュラムを作ったら作りっぱなしにしないということです。 毎年見直してアップデートすることで、より無駄のないカリキュラムになるはずです。
計画を一緒に立てる
アシスタントや新入社員に意外に多いのが「計画を立てられない」 ということです。
これが出来ていないために、トレーニングをやっていない場合が多々 あります。
これはちゃんとしたカリキュラムがあっても起こります。
「学生じゃないんだから、そのくらい自分でやろうよ」 と思われる方も多いとは思いますが、実際には出来ない人が多いので、誰か担当の先輩をつけて、計画を一緒に立ててあげることが大事で す。
漠然とした計画ではなく、 この日には何をやるという感じで、具体的に決めていくと良いでしょ う。
進捗状況を管理する
皆さんも今まで、いろんな計画を立てたことがあると思いますが、 ほとんどの場合その通りには行かず、途中で修正が必要になりますよね。
ましてやアシスタントの計画であれば、可能性はかなり高くなり ます。
その結果「計画通りにいかずトレーニングが出来なくなってしまう」ということが起きます。
そこで、定期的に担当スタッフが進捗状況をチェックして、 必要であれば計画を練り直すことも大事です。
以上、たった3つのことをやれば、多くの問題は解決すると思います 。
簡単にどう解決されるのかというと、
- プレイべートが楽しすぎる
日程を調整出来るので、楽しさはそのままにオンオフの区別がつくようになる。 - 今やらなければいけない技術が好きではない。トレーニングが好きではない。
好き嫌いではなく、やるべきことが明確になる。 - 計画を立てられない。
先輩と一緒なら立てられる。 - やらなくても何とかなっている。
そうじゃないと気が付く。 - カリキュラムがない。
あるので、それで良い。 - カリキュラムに納得がいかない。
アップデートで改善。 - 進む基準や合格基準がよく分からない。
基準の設定。 - 先輩に頼みにくい 。一人でやっても意味ないと思っている。
計画を立てているので解消。
このように解決することが出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「トレーニングをやらないスタッフについて」 お話しました。
私はこのテーマに対する答えを、今後どんどん進化させていかないといけないな、と思っています。
というのも、時代によって変わりやすいことだと思うからなんですね 。
実際、私がアシスタントの時と今とでは、トレーニング方法やカリキュ ラムは全く違います。
スタッフがトレーニングしやすい環境や状況を常に考えながら、作っ ていくことが大事ですよね。
最後に、美容院は人材育成ビジネスなので「この部分が絶対に経営の肝になってくる!!」 ということをお伝えして、終わりにしたいと思います。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】