美容室にとって「ホームカラー」や「格安カラー専門店」が競合になってしまうことについて

今日は「美容院にとってホームカラーや格安カラー専門店が競合になってしまうことについて」お悩みの方から質問を頂きましたので、それをお話していきます。

YouTubeでご覧になりたい方はこちらからどうぞ

YouTube

ーーチャンネル登録よろしくお願いします ▶http://www.youtube.com/channel/UCyqcc..…

質問

質問は下記のとおりです。

今、サロンで困ってることがあります。

コロナのせいか、ホームカラーをしたり、カラーが3000円でできるお店が増えてカラーのお客様が減ってしまいました。

「ホームカラーやカラーをやると、薬がすごく強いから傷む」「パーマの施術に影響がでる」などとデメリットをお伝えしてやめてほしいと伝えるのですが、なかなかやめてもらえません。

石橋先生でしたらどのように対応しますか?

 

このようなご質問でした。

私の考え

コロナ禍でホームカラーは増えていますね。
また、格安のカラー専門店も今後さらに増えていきます。

この2つの流れは、もう止められないと考えるのが私の考えです。

今現在、もしくは今後悩むサロンは増えていくのではないかと思います。

ですので、非常にタイムリーなご質問ですよね。

では私が考えるその対応策をお伝えします。

残念ながら「そっちでいいかも」と思われた方は、こっち側に引き戻すのは難しいのではないかと思います。

ですので、そこではない角度からお話していきますね。

対応策は大きく分けて2つです。

それは「今やること」と「準備すること」この2つです。

今やること

まずは今やることから説明します。

・価値を磨く

塗布技術、薬剤、仕上がりのクオリティをもっと高いレベルにしていくことです。

色もちよく、むらなく、似合うカラーも提案できて、カウンセリングにもこだわりを持ち、デザイン性が高く、エイジング毛ともしっかり向き合える・・・

そんなサロンであれば一定数のお客様は必ずいらっしゃいますし、ホームカラーや激安店と競合になることはありません。

・価値を伝える

サロンワークででよく見かけるのが、価値を伝えずにただやるだけになっているパターンです。

どんなにいいカラー剤を使っていても「なぜいいのか」「何が違うのか」を声に出して説明しないと、お客様には伝わりません。

伝わらないということは、価値があっても他サロンと同じということです。
もしかするとホームカラーと何が違うのかわからないお客様もいらっしゃるかもしれません。

自店の強みやこだわりや価値を、しっかり説明できるようにしていくことがとても大事です。

・価値を広める

ホットペッパーやその他広告媒体に、自店の価値をわかりやすく表現することが大事です。

それによってその価値に響くお客様がいらっしゃるので、

その方はホームカラーや格安カラー専門店に行かれる可能性はかなり少なくなります。

 

ということで「今やること」はこの3つをやりながら、

今いらっしゃるお客様の流出を防ぎ、競合しない新規のお客様を獲得していくことが大事になってきます。

 

準備すること

次に「準備すること」についてです。

最初にもお伝えしたように、ホームカラーや格安カラー専門店の勢いはおそらく続きます。

それがわかっているので、手を打つ必要があります。

「準備することは」1つです。

・価値を増やす

ホームカラーや格安カラー専門店にはできない価値を、増やしていくことが大事です。

例えば新しいデザインや、新しい薬剤の種類や施術方法などですよね。

今からはアレルギーの方も増えてくるので、ゼロテクをスタッフ全員が習得するというのもありです。

パーソナルカラー診断も差別化になりそうですね。

ちなみに今うちで取り組んでいるのは「脱白髪染めハイライト」です。
「脱白髪染めハイライト」は色々なやり方があるので、もし気になる方は調べてみてください。

このように、今ある価値をどんどん増やしていくことがサロンの特徴となり武器になります。

 

これらをやらないとどうなるのか

最後に「これをやらないとどうなるか」ということもお伝えします。

皆さん、昔の美容院はシャンプーブローのお客様が多かったというのをご存じですか?

一定以上の年齢の方ならご存じだと思います。

知らない方のためにお話します。

簡単に説明すると女性のお客様の話なのですが、昔はパーマをぐりぐりにかけて、美容院でそれをきれいにブローで伸ばします。

その状態で帰宅して、1週間前後髪を洗わず過ごします。

約1週間後に美容院に行ってシャンプーブローをします。

これを繰り返します。

家で洗うと自分ではブローできないので、必然的に美容院でのシャンプーブローの必要性が発生します。

でも今は、ほとんどないですよね。

もしも、シャンプーブローの売り上げに頼っていたら、その美容院は廃業しているはずです。

このように、時代とともにサービスは変わってくるので、そこに対して柔軟に対応していくことが大事です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今日は「美容院にとってホームカラーや格安カラー専門店が競合になってしまうことについて」お話してきました。

まとめると

今やることは3つ
・価値を磨く
・価値を伝える
・価値を広める

準備することは1つ
・価値を増やす

ということになります。
これからの時代はより一層価値が求められる時代です。

「あの美容院にいく意味」をお客様に届けきれなければ、生き残っていくのも難しいと感じています。

「価値を磨き、伝え、広め、増やす」

これが競合に勝って生き残っていく唯一の手段だと思っています。

Youtube 最新情報をチェック!