美容師必見!次回予約の取り方まとめ
今回は、次回予約の取り方の後編になります。まだ見ていない方は前編の「次回予約の重要性」という記事を読んでからにしましょう。
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次回予約についてのポイントは3つありました。
- カウンセリング
- ホットボタン
- クロージング
です。
前半の記事では、「次回予約につなげるカウンセリング」 についてお話しました。
後半のこの記事では「ホットボタン&クロージング」 についてお話していきたいと思います。
これが分かれば、次回予約が取りやすくなると思いますので、楽 しみにしていて下さい。
それでは、早速ホットボタンからお話していきます。
ホットボタンとは
前回は、カウンセリングまでお話しましたので、カウンセリングが終 了し施術に入るところから想像して下さい。
皆さん最高の技術を提供していると思います。
その時に1つだけ加えてほしい事があるのです。
それは・・・【ホットボタンを押す】という事です。
前半のカウンセリングでのホットボタンは、何だったでしょうか?
「襟足が跳ねない状態を保つこと」という事になりますね。
そして今から言うことが、1番大事なポイントになります。
それは、このホットボタンを施術中に【3回以上】 押して欲しいということです。1回でも2回でも効果は薄まります。3回が最適です。
では、どのように押すかというと「襟足が跳ねない状態を保つこと」 という話題を施術中の会話に組み込むだけです。
たったこれだけです。簡単じゃないですか?
例を出します。
場面として、
- 襟足のセクションをカットする際
「(鏡を見せながら)ここが跳ねる箇所なので、このような長さに切ります。そうすると2ヶ月持ちますよ!」 - ドライ中もしくはドライカット前
「もうすでに跳ねていないですね!ほらどうですか?これが保てれば毎日素敵ですね!!」 - スタイリング中
「跳ねない長さだから2ヶ月間はスタイリングが楽ですよ!」
この様な感じで、サロンワークの各セクションでホットボタンを押し ていきます。
では、なぜ3回もホットボタンを押さなければいけないのでしょうか 。
そもそもお客様は、気持ちや感情で商品を選びます。 感情は冷めやすいので、カウンセリングでせっかく温まっても、施術終わりの2時間後には、気持ちがどこかに行ってしまうかもしれません。
大事なのは、お客様のホットボタンを押し続け、 温まった感情を冷めさせない事。
「次回予約という行動を、商品という形に置き換える」ならば、カウンセリング時の感情を思い出してもらう事が大事です。
くれぐれも3回は、押して下さいね。
クロージングとは
では、最後のクロージングの説明に入ります。いよいよ最終段階です。 お会計が終わり、次回の予約を取って頂くタイミングです。
ここで大事なのは【サロンスタッフ全員が共通したトークを出来ること】です。
一人経営の方はご自分が出来れば問題ありません。
クロージングは担当者が入れるようであれば、担当者が入るのがベス トです。
その時のトークで大事なのは「次回のご予約はどうしますか?」 とだけ言わないことです。そう言われても、なかなか予約率は上がりません。
では、どうするのが良いのでしょうか。
それはもう一度次回予約を取るメリットを説明することが大切です。
例えば、さっきのお客様のクロージングに別のスタッフが入る場合、
「スタイリストのOOが襟足のカットの関係上、 2か月がベストと申しておりました。現在予約が取りにくくなっておりまして、80% 以上の方が次回のご予約をされているのですが、お取りしてもよろしいですか?」
というような感じで、 ホットボタンを押した意味が伝わるトークにすることで、予約率は一気に高まります。
また、次回予約を始めたばかりの時に使える例も出しておきます。
「 今月からお客様の美を保つために、次回予約サービスを始めました。スタイリストのOOが、襟足のカットの関係上、 2か月がベストと申しておりました。今まで土日で予約が取れないということが起きていたので、今回からお取りしてもよろしいですか?」
等もいいですね。
さらに、お客様にも慣れて頂くために2、 3か月の期間を決めて、次回予約をすると500円オフなどのキャンペーンをするのも効果 的です。
これは、お客様にも分かりやすいメリットなので、 次回予約の良さを知って頂くためにも、ハードルを下げる面で効果的です。
先程も申し上げたように大事なのは「 スタッフ皆が同じように話せること」です。
話す人によって話すことが違えば予約率は下がりますし、 効果測定も出来ません。まずは、文章を考えてみんなで共有しましょう。
ここまで出来れば、あとは自動的に次回予約が出来るはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
次回予約をスタートさせると、お客様から色々な反応を頂きます。
「美容院の日が決まっていると楽ね。」 「いつも綺麗でいられて嬉しい。」 「いつ行っていいか分からなかったから、
など、やってみると嬉しい反応の方が多いです。
しかし、次回予約をやっていない美容師さんにお話を聞くと、罪悪感を持っている方が多いように感じます。
分からなくもないですが、
もう一つ副産物があります。
それは「サロン主導のビジネスになる」 ということです。
美容師はビジネスです。ボランティアではありません。先の売り上げの計算が出来ないビジネスが、成り立つでしょうか?
お客様を待っているだけの、お客様主導のビジネスが生き残れるでしょうか?
世の中で成果を上げているビジネスのほとんどは、
美容室も早くそうならなければならないと、私は思っています。
しかもサロン主導になると、良いスパイラルが生まれます。
前の「次回予約の必要性」でも述べましたが、
例えば、
- 休憩時間が取りやすい
- 勤務時間が圧縮出来る
- パートタイムでも売り上げることが出来る
- 空いている時間を有効に使える(他の仕事の予定を入れられる)
- 休みが明確
- 休みを適正に増やせる(土日休みも可能)
- 顧客への準備がしやすく、満足度が上がる
- 来店サイクル短縮
まだまだありますが、 具体的には前にアップした「次回予約の必要性」の動画でもお話してい るので、見てください。
皆様にとって、 次回予約が素晴らしい結果をもたらすことを祈っています。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】