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美容師育成にはOJTを取り入れよう!!
今回は「美容室でのOJTの具体的なやり方」についてお伝えしていきます。
OJTとは、オンザジョブトレーニングの略称なのですが、 OJTが分からない方は「OJTを取り入れよう」という趣旨の動画をアップしているので、まずはそちらをご覧下さい。
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有…
では、早速本題に入ります。
ポイントは4つ
- ウィッグトレーニング
- 仕事を2種類に分ける
- フィードバック
- ウィッグで反復
この4つです。
この記事のポイントは「積極的OJT」です。積極的とはどのようなことなのかを1つずつ見ていきましょう。
1.ウィッグトレーニング
美容室の場合、サロンワークで人頭に対してOJTをしていくわけですが、その手前のウィッグ教育がとても大事です。
ウィッグ教育を的確に行ってから人頭に移らなければ、 お客様に迷惑が掛かってしまいます。ウィッグ教育で大事なことは3つあります。
- 手順を覚える
- 不快を理解する
- 手を慣れさせる
この3つです。
1.「手順を覚える」
手順は何よりも大事です。言うまでもないので説明を省きます。
2.「不快を理解する」
「 お客様が、このようなことをされたら不快だよ。」というのをしっかり覚えてもらいます。
例えば、カラー塗布であれば、 髪をコーミングする時のテンションや地肌への圧、カラー剤を飛ばさないようになどがこれに当たります。
入客で一番怖いのは、お客様が不快を感じる事なので、それを理解する ことがとても大事です。
3.「手を慣れさせる」
ある程度手が動くようになれば良いです。理由としては、ウィッグと人頭に違いがありすぎるからということな のです。
冒頭でもお話した「OJTを取り入れよう」という趣旨の動画で説明していますので、そちらをご覧下さい。
3つの大事なことをお話しましたが、まずこれらを理解して下さい。
その上で、さらにウィッグ教育において一番お伝えしたいことは、「 とにかく時間をかけないこと」です。手順を覚え、不快を理解し、手を慣れさせる。
これだけであれば、そんなに時間はかからないはずです。
カラーで言うと、ムラなく完璧にウィッグを仕上げる必要はありませ ん。なぜならそれは、OJTで行うからです。
カラーのウィッグトレーニングであれば「1日~長くても3日」で十分だと思います。
2.仕事を2種類に分ける
美容院室の仕事には2種類あります。 1人でやる仕事と、2人でやれる仕事です。
例えば、カットやシャンプーは1人でやる仕事。 カラー塗布やドライなどは、2人でやれる仕事ですね。
OJTは2人でやる仕事で行います。なので、当社ではシャンプーより前にカラー塗布を行います。
その方が新人も活躍出来るので、 本人もお店にとってもメリットですよね。
3.フィードバック
先輩と2人で入客して、 その後に大事なのが先輩からのフィードバックです。
「もっとこうすればいいよ」とか「この場合はこうだよね」 など、リアルな改善点を伝えてあげましょう。
フィードバックがなく、ただ入客しているだけでは新人も不安ですし、成長のスピードも遅くなります。 しっかりとフィードバックを行って下さい。
フィードバックする先輩もOJT前提なので、美容業界によくある「出来なくてイラつく先輩」も少なくなります。 これも良いことですよね。
4.ウィッグで反復
フィードバックをもらったら、出来るだけその日のうちにトレーニングさせて下さい。
現場で得た課題やアドバイスが反映されるので、 吸収率が圧倒的に違います。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますがウィッグトレーニングは、ここが本番です。人頭で出来なかったことを、ウィッグでトレーニングする。
これが一番効率の良いやり方です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「OJTの具体的なやり方」についてお伝えしました。デビュー時期の短縮や、 働き方改革での労働時間問題などの観点から、教育の効率化はどんどん求められてくるポイントだと思います。
OJTはこれからの美容院教育で、さらに重要度が増すトレーニング方法ですので、 是非取り入れてみて下さい。
おまけ情報としては、OJTを入れていることで、 求人にもプラスに働きます。
詳しくは別記事で紹介する予定ですので、そちらも楽しみにしてい て下さい。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】