美容室経営でお客様をお待たせすることについての改善策

美容院でお客様を待たせる場合の改善策

皆さんのサロンでは、お客様をお待たせすることはありますか?

忙しい美容院ほど、お待たせすることがあるのではないかと思います。

でもお客様側に立った時に、待たされるというのは気分の良いものではありませんね。リピート率にも大きく影響します。

今回は「美容院でお客様をお待たせする場面や、なぜそうなってしまうのか?その改善策まで」をお伝えしていきます。

では早速本題に入ります。

ポイントは3つ

  1. お待たせは最初、途中、最後どこでもNG
  2. お待たせしてしまうのはこんな時(シャンプー待ちでつまる・スタッフが足りない・プラスメニュー・技術力不足・やり直し)
  3. 改善策

それでは、1つずつ説明していきます。

1.お待たせは最初、途中、最後どこでもNG

美容院では、お客様をお待たせする場面として最初、途中、最後の3つがあります。

最初は、ご来店から担当者が入客するまで。

途中は、それ以降の合間合間の時間。例えば、放置タイムは終わっているが、シャンプー台が空かない場合など。

最後は、乾かして担当者がチェックすれば終わりの状態。

この3つです。

この中で、お待たせをするしないで考えるのは「最初」のことを言っている人が多いように思います。

確かに予約時間があるので、そこを守らないのは良くありませんし、お客様は明確に待たされていると感じます。

でも、それは途中でも最後でも同じではないでしょうか。

美容院側の都合で、途中や最後に待つ時間があっては、お客様の時間を無駄にしているということになります。

最初よりは、目立ちにくいお待たせの仕方であるのですが、だからと言ってそれが良いということではありません。

ご来店からご退店まで、お待たせすることがないようにサロンワークをしていくことが大事です。

2.お待たせしてしまうのはこんな時

美容院で、お客様をお待たせする理由や場面はある程度決まっています。まずは、それを具体的にしてみます。

理由は5つあります。

1.シャンプー台が空かない
シャンプー台が少なめのサロンはこの状態になりやすくなります。

2.スタッフが足りない
店内のお客様の人数に対して、サロンが回らないスタッフ数だとお待たせする確率が上がります。

3.プラスメニュー
例えばカットのみのお客様が、カットカラーにメニュー変更された場合、店内のお客様数が増えサロンが回らなくなる可能性があります。

4.技術力不足
スタッフの技術力が低いと、施術に時間がかかり仕上がる時間が後ろに押してしまい、サロンワークが上手く回りません。

5.やり直し
パーマがかからなかった、カラーの色味が違ったなどのやり直しです。

おそらくこの5つが、美容院でお客様をお待たせする理由や場面だと思います。
これが分かっただけでも、気を付けることが出来ますよね。

3.改善策

お待たせする場面や理由の改善策をお話していきます。

この改善策を行えば、ほとんどお待たせすることなくサロンワークに取り組めると思います。

改善策は4つです。

1.技術力アップ
これはもう当たり前ですよね。技術力が低いと時間がかかってしまいます。
技術力が低く、サロンワークでの時間がかかってしまっているスタッフがいる場合は、
タイムを意識したトレーニングを行いましょう。

2.技術タイムを決める
全施術の適正タイムを決めてスタッフ全員が共有しましょう。

カット、シャンプーやスパ、などの施術タイムに「適正タイム」を設定すると良いと思います。そうすると「なんとなく遅い」ということがなくなります。

別動画で「スタッフの技術スピードをアップさせる方法」という動画もありますので、ぜひそちらもご覧下さい。

3.予約の取り方
美容室では「スタッフ数を考えず予約を取りすぎてしまう」という場合がかなりあります。

「予約枠を出来るだけ取りたい」「飛び込みのお客様もやって差し上げたい」等が理由のことが多いですね。

でもその時にお待たせしてしまうのであれば、そうするべきではないと思います。

その日出勤のスタッフ数に対して、フロア内のお客様数は回せる人数なのか?
これを常に考えて予約を取りましょう。

4.プラスメニューをお断りする

例えば「カットのみでご来店のお客様がカラーもしたい」となることはあると思います。

当日追加になった「+メニュー」という場面ですね。美容師は、これにも対応したいと思います。予約枠に空きがあれば、対応して大丈夫でしょう。

ただ時間数が伸びたことにより、その時間分のお客様数が増え、スタッフが足りないという場面もよくありますね。

その場合は勇気を持ってお断りをして、別日のご案内をすることがお待たせしない上で大切です。

もちろんお客様にしっかりとご説明して、お待たせする前提で受けるならありです。

+メニューによってお待たせするのは、そのお客様ということです。

他のお客様が、お待ちになることは避けましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「美容院でお客様をお待たせすることについてとその改善策」についてお話しました。

まとめると、

1.お待たせは最初、途中、最後どこでもNG
最初だけに意識が行きがちですが、どの場面でもNGです。

2.お待たせしてしまうのはこんな時
(シャンプー台が詰まる、スタッフが足りない、プラスメニュー、技術力不足、やり直し)

3.改善策
(技術力アップ 技術タイムを決める 予約の取り方 プラスメニューをお断りする)

となっています。

冒頭にもお伝えしましたが、もしも自分が待たされる時のことを考えましょう。

何のための予約なんだろう」と疑問に思いますし、気分も良くないですよね。

その後に予定が入っていれば、さらにイライラすると思います。

どうしてもしょうがないことはあると思いますが、今回の内容のように改善出来るところは改善していきたいですよね。

【美容室経営に関するnote】

note(ノート)

元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】

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