ヘアスタイル撮影のメリット
今回は「美容室経営におけるヘアスタイル撮影のメリット」について、お伝えしていきたいと思います。
当社はヘアスタイル撮影をとても大事だと思っていて、全社員に新入社員から「ヘアスタイルフォトグラフィープログラム」というものを配布しています。
これは「サロン撮影をするための教科書」です。
これに沿って撮影を行うことで「新入社員から素敵な作品が作れるようになる」というプログラムです。
noteでも公開していますので、ぜひご覧下さい。
ヘアスタイル撮影をやりたい人や、良い作品が撮れない人。撮影教育をしたいオーナーや、店長向けの記事です。 サロンでヘアス…
教科書の目次は、このようになっています。
prologue 「撮影は一生の財産」
PHASE1. 「ビジュアルイメージを決めよう」
PHASE2. 「モデル決め」
PHASE3. 「仕込み」
PHASE4. 「見せ場のポイント」
PHASE5. 「3次元から2次元へ」
PHASE6. 「アウトフォルムとインフォルム」
PHASE7. 「スタイリング」
PHASE8. 「メイク」
PHASE9. 「衣装とアクセサリー」
PHASE10. 「ポージング」
PHASE11. 「カメラワーク」
epilogue 「素晴らしい作品を創る」
なぜ、このような教科書を作ろうと思ったかというと、ヘアスタイル撮影にはメリットが沢山あり、美容師に欠かせないスキルが身に付くからです。
ということで今回は『実際にヘアスタイル撮影に取り組んでみてのメリット』を現場目線からお伝えしたいと思います。
それでは早速本題に入ります。
客観性が磨かれる
皆さんが普段生活しているのは、3次元の世界です。
撮影は、それを2次元に切り取る作業です。
3次元から2次元に切り取るとヘアメイクの「あら」がめちゃくちゃ目立つという現象が起こります。
左右の長さ、重さ、ウエイトの位置等、色々な「あら」が見えてきます。
それを直していく過程で、勉強になることが沢山あるんですね。
例えば、
- 「自分のカットは、左右のウエイトが合ってないんだな」
- 「前髪の処理が下手だな」
- 「右の方が長くなりやすいんだな」
- 「思っていたよりもボリュームを付けないと、トップが潰れて見えてしまうな」
などです。
撮影は良い作品を撮ることがゴールですが、当社の場合は教育ツールとしても考えています。
自分の苦手な箇所が明らかになるので、トレーニングでも意識しやすくなります。
その結果お客様へのカットや仕上げスキルの向上につながり、顧客満足度が上がるという仕組みです。
また仕上がった作品を見て、撮影の上手なサロンと見比べてみる事も大事です。撮影始めたばかりのうちは「イケてないなあ。。」と感じるはずなんですよね。
でも「何が違うんだろう?」「どうすればいいんだろう?」と考え、繰り返すことで成長のスピードが一気に加速します。
作品は色んな所に使える
撮った作品は、ホットペッパービューティーやホームページなどに掲載出来るので、集客にも効果が出ます。
特にホットペッパービューティーに掲載する写真は、クオリティが高いほど集客効果が高くなるので、自店でそれが出来るのは強みですね。
また、ホットペッパービューティー内の「スタイル」の掲載数や投稿頻度が多いほど、集客効果は高くなるので、これもいい点だと言えます。
スタッフが楽しんでくれる
撮影をすると、何よりスタッフが楽しんでくれます。
やったことがある人はお分かりだと思いますが、素敵な作品を撮れた時の充実感ってすごくあるんですよね。それを味わってもらいたいなといつも思います。
そうやって作った作品は、自分の名刺代わりにもなります。
「私はこんな仕事をします」と作品を見せれば印象にも残りやすいですよね。
求人に効果がある
撮影をやっているサロンというのは、学生にとって魅力の1つです。
美容学生のインスタを見てみても、自分で作品撮りをしている人は多くいらっしゃいます。
美容師になって素敵な作品を創りたいというのは、美容師としての本能に近い部分ですよね。
「それを叶えられる場所だよ」とアピール出来ることで、求人にも効果を発揮します。
最初はスマホでもよい
一眼レフカメラで撮影するのが理想的ですが、今はスマホのカメラ性能も上がっているので、まだ取り組んでいないサロンは、とりあえずスマホで始めてみると良いと思います。
出来るだけ自然光が入る場所で、ぼかしの機能が付いているスマホを使用することをおすすめします。
自然光や背景をぼかす機能が無いと、最初はどうしてもよく見えづらいので気を付けてください。慣れて来たら一眼レフなどを買ってみましょう。何でも先ずはやってみる事です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「美容室経営におけるヘアスタイル撮影のメリット」についてお話しました。
まとめると、
- 客観性が磨かれる
-
作品はいろんな場所に使える
-
スタッフが楽しんでくれる
-
求人に効果が出る
-
最初はスマホでもよい
ということです。
実は私は、ヘアスタイル撮影が本当に苦手でした。
逃げたくなるくらい苦手でした。
でも、作品がホットペッパーで上位にランクインしたことがきっかけで楽しくなってきました。
その後独立して、ヘアスタイル撮影をスタッフにもっと簡単に伝えられないかと思い、撮影が苦手だった私だからこそ伝えられる教科書として作ったのが、冒頭でお話した「ヘアスタイルフォトグラフィープログラム」です。
noteにて公開しています。
- 今から撮影を始めよう
- 撮影をやっているけど上手くいかない
- クオリティーをもっと上げたい方
などにお役に立てる内容になっておりますので、ぜひ一度noteの方も覗いてみて下さい。
ヘアスタイル撮影をやりたい人や、良い作品が撮れない人。撮影教育をしたいオーナーや、店長向けの記事です。 サロンでヘアス…
最後に、ヘアスタイル撮影に取り組んでいて思うことは「お客様のためでもある」ということです。
スタッフが楽しんで上手になって、最終的にはお客様に提供する技術が上がります。そうすることで、お客様にさらに喜んでもらえているなと実感しています。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】