あなたの美容室は大丈夫?スタッフ同士の会話に気を付けよう

あなたの美容室は大丈夫?スタッフ同士の会話で気を付ける4つのこと

皆様の美容室では、サロンワーク中のスタッフ同士の会話について、何か気を付けている点はありますか?
細かいことなのかもしれませんが、意外にお客様が感じている部分でもあります。
ピンと来ない人も多いと思いますので、説明していきます。
早速本題に入ります。
ポイントは4つ
  1. スタッフ同士の会話はお客様に聞かれている
  2. 敬語で話そう
  3. ヒソヒソ話
  4. 気まずい話は紙やスマホで
この4つです。
ポイントを聞いて、少し分かった方も多いのではないでしょうか。
1つずつ説明していく前にサロン経営に関する情報」をまとめたnoteを最後に張っておきますので、ぜひそちらもご覧下さい。
では、いきます。

1.スタッフ同士の会話はお客様に聞かれている

伝達や指示などを、サロンワーク中にスタッフ同士で会話をすることはありますよね。
その時の会話はお客様に聞かれています。
まずは、この意識があるかどうかですね。
お客様に聞かれているということは、サロンの雰囲気づくりにスタッフの会話が関係してくることになります。お客様が会話を聞いて、不快な思いをされたり、違和感を感じる会話だと良くないですよね。
具体的なことに関しては、次以降のポイントでお話します。

2.敬語で話そう

サロンワーク中にスタッフ同士で話す際、敬語で話していますか?
よくある場面は、
先輩から後輩へ話しかける時に「あそこ片付けて、次の準備しといて」とか、
アシスタントの同期同士で「私、あちらのお客様をシャンプーするから、1面の方のお会計お願いしていい?」「いいよ。わかった」など、
このような感じです。もちろん、絶対ダメというレベルではありません。
気にならないお客様もいらっしゃると思います。
ただ幼稚に感じたり丁寧さに欠ける感じも否めません。
もしこのやり取りが「あそこ片づけて次の準備をしておいてもらえますか」だったり、
アシスタントの同期同士で「私はあちらのお客様をシャンプーするので、1面の方のお会計お願いしていいですか?」「かしこまりました」のようなやり取りだとどうでしょうか。
引っかかる部分は無いと思います。
特に気を付けたいのが、先輩と後輩の会話の時に丁寧な言葉づかいではない場合、
「偉そう」「怖そう」とか「裏表があるのかな」などと、お客様に思われる可能性があります。
例えば、飛行機でCAさんが似たような会話をしていたとすると、想像しやすいかもしれません。
ベテランCAさんが新人と思われるCAさんに「コーヒー補充しといて」と言っていたらどうでしょうか。なんとなく怖くないですか?
このように丁寧であることで、損をすることはないですねフランクが売りのサロンであれば、問題ないのかもしれませんが、多くの場合は違うと思います。
まずは、ここから気を付けて下さい。

3.ヒソヒソ話

これもよく見かけるのですが、スタッフ同士で話す時にヒソヒソ話になっていないですか?
お客様に聞かれると気まずい話もあると思いますが、スタッフ同士で話す時に、ヒソヒソ話が基本になっている人もいます。
例えば「毛先の薬剤調合どうしますか?」などですね。気持ちは分かるのですが、下記の2つの理由からおすすめしません。
1つは、お客様が不安になることがあるということです。
自分の話ではなくても、スタッフ同士でヒソヒソ話をしているのを見ると
「あれ?私の髪に何か不都合でもあったのかな?」と思ってしまう可能性があります。
こそこそ話をするのではなく「毛先の薬剤調合どうしますか?」とはっきり言えば、それでOKです。
もう1つは周波数特性です。
通常会話は、200Hzから500Hzが中心です。楽器でいうと、オーボエやヴィオラの中心音域が近いそうです。
この周波数は比較的耳に優しく、大体の人がこの周波数で話すので、大勢の人がいるところではかき消されます。
一方ヒソヒソ話の周波数は、4000Hzから8000hzというかなり高い周波数が中心になっています。
この周波数は人間の耳に聞こえやすく、同じ音量でも大きく聞こえます。楽器でいうと、ヴァイオリン、スネアドラムやシンバルなどの中心音域が近いそうです。
簡単に言うとヒソヒソ話しているつもりが、聞こえやすくしてしまっているということですね。
この2点から、サロンワーク中にヒソヒソ話はしない方がいいということです。

4.気まずい話は紙やスマホで

サロンワークの中で、どうしてもお客様に聞かれたくないこともあると思います。
その場合はヒソヒソ話をするのではなく、紙に書くかスマホに打ち込んで、その画面を見せるかどちらかにしましょう。
伝えたい人の後ろに立って、その人の見えるところにメモを置き「これお願いします」と言えばOKです。
話が長くなりそうな場合はいったん手を止めてもらって、別の場所に行って話したほうがいいこともあるかもしれません。
すぐに対処しなければいけないクレームの話などはその類ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「あなたの美容室は大丈夫?スタッフ同士の会話で気を付ける4つのこと」についてお話しました。
まとめると
  • 1.スタッフ同士の会話はお客様に聞かれている
    お客様はスタッフの会話が耳に入ります。サロンの雰囲気にも影響してきます。
  • 2.敬語で話そう
    先輩、後輩、
    同期など関係なく敬語でやり取りをしましょう。
  • 3.ヒソヒソ話
    ヒソヒソ話はお客様を不安にさせることもありますし、そもそも聞こえやすいので、しないようにしましょう。
  • 4.気まずい話は紙やスマホで
    お客様の耳に入れたくない話は、スマホや紙のメモを使って伝えましょう。
ということです。
今回の内容は、もしかしたら細かすぎると感じる人もいるかもしれませんが、私はとても大事なことだと思っています。
今後の人口統計を見ても若い人が減り、大人がどんどん増えていきます。
その中で大人のお客様を相手に商売をするわけですから、少しでも幼稚な部分は、取り除いていきたいですよね
【美容室経営に関するnote】
note(ノート)

元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】
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