美容師アシスタントのシャンプーレベルを劇的に向上させる方法
今回は「美容師アシスタントのシャンプーレベルを劇的に上げる3つのポイント」 についてお話します。
シャンプーやスパって、テスト段階から主観だと思うんですよね。
そして、合格してもお客様によって好みが違うので、ここも主観的です。
でも、本来であれば「 誰にでも気持ち良いと思ってもらえるシャンプー&スパスキル」これが理想ですよね。
そこで、「シャンプー& スパスキルを、客観的に評価するという視点があればいいのでは?」
ということを考えて、当社で結果が出ているやり方をご紹介しま す。
早速本題に入ります。ポイントは3つです。
- リラックス率を計測する
-
適正数値
-
毎月出す
この3つです。
それでは、1つずつ説明していきます。
1.リラックス率を計測する
いきなりリラックス率と言われても分からないと思うので、まずここ から説明します。
リラックス率は、シャンプー時お客様に、
(褒められた人数+寝られた人数)÷シャンプー&スパ入客数×100=リラックス率
で計算します。
なぜ、「褒められた人数+寝られた人数」を基準にするのかをご説明します。
皆さん、外食時に声に出して「美味しかったです」 と伝える時って、心からそう思ったからではないでしょうか。
それと同じように、声に出して「気持ちよかった」 と褒めて頂くことは、本当に気持ちが良かった証拠だと思います。
寝ていらっしゃる方に関しては、言わずもがなですね。
もちろんそのようなアクションが無くても、 満足されていらっしゃるお客様は多いと思いますが、この分かりやすい2つをポイントにすることで、正確にデータが 取れます。
これをやることで、自分がどれだけのお客様に心から満足して頂けたのか?ということが「客観的に」分かります。
2.適正数値
これをやり始めて約5年立ちますが、50%以上で良いとしています。
60%から70%が出れば、お客様満足度は、かなり高いと思ってもらって大丈夫です。
もしも、スパメニューがないサロンであれば、もう少し低くして良いで しょう。
3.毎月出す
これを毎月提出して、数字を追っていくことが大事です。
数字が低いスタッフは、何かしら問題があることがほとんどなので、 再チェックをすれば良くなります。
スタッフも自分のスキルが数字で表れるので、 モチベーションアップにも繋がります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「シャンプー&スパレベルを上げる面白い方法」 についてお話しました。
こんなことしなくてもシャンプーレベルは、トレーニングすれば上がるんじゃないの?と思われた方は、正解です。
シャンプーだけに、ずっと時間をかけるわけにはいかないし、技術って経験値で上達していく部分もあります。
例えば、カットデビュー1年目の人と5年目の人では、 スキルに差がある場合が多いですね。
それを踏まえて、 シャンプーテストに合格した後はどうでしょうか?
多くの場合そこからの上達は、本人任せにされていると思います。
それでもいいとお考えの場合は、それも一つのやり方だと思うのですが、当社ではアシスタントには「出来ると極めるというのは別」だと教えているので、このリラックス率はシャンプーやスパを極 めるステージに移行してもらうための仕組みだと思っています。
また、その「出来る」と「極める」の違いをアシスタント時代から知っていてほしいと思って取り組んでいる面もあります。
それはカットでも同じなので、 カットデビューはただカットが出来るようになっただけで、 ゴールではなく、そこから極めるというステージに入ることだと教えています 。
お客様にとって気持ちの良い時間を、他店と差別化するためにもぜひ取り入れてみて下さい。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】