美容室経営の支払いサイトと入金サイトの見直しをしよう
皆さんは、支払いや入金についてしっかり管理出来ていますか?
美容室は、現金商売かつ単純なビジネス構造なので、 手元の資金管理はそれほど難しくはありません。
ただ、気を付けておいて損はないポイントがあるので、今回はそれをお話していきます。今から独立される方や、 見直したい方はぜひ、参考になさって下さい。
ということで今回は「支払いサイトと入金サイトを見直そう」についてお話していきます。
ポイントは2つ
- 支払いサイト
- 入金サイト
それでは、1つずつ説明していきます。
1.支払いサイト
支払いサイトとは、「いつ締め日で、いつ支払日なのか」 ということです。
よくあるパターンをまとめましたので、まずはそちらからご覧下さ い。
- 発注前の支払い
- 到着時に代引き支払い
- 週締め週払い
- 25日締め当月末払い
- 末締め翌月10日払い
- 末締め翌月20日払い
- 末締め翌月末払い
結論から言うと、「末締めの翌月末払い」が理想です。 これに近付くようにして下さい。間違っても発注前の支払いは最悪なので気を付けて下さいね。
例えば、1月に発注した店販商品の支払いという例でお話します。
仮に、1月2日と1月26日に10万円ずつ発注したとしましょう。
- 発注前の支払い
- 到着時に代引き支払い
- 週締め週払い
ここまでは、1月のうちに20万支払います。
- 25日締め当月末払い
ここは、1月のうちに10万、2月に10万支払います。
- 末締め翌月10日払い
- 末締め翌月20日払い
- 末締め翌月末払い
ここは、2月に20万支払います。
このように下に行けば行くほど、 商品が届いて支払いするまでの時間が長くなりますね。
では、なぜ「末締めの翌月末払い」が理想なのでしょうか。
理由は「仕入れたものが売れて現金化されるまでは在庫」になるか らです。
月末締めの翌月末払いになれば、仕入れたものが売れて、 そのお金で次の仕入れが出来るということになりますよね。
このことから前払いは論外になります。
週締め週払いは、支払い回数が多くなるのでめんどくさいですね。
それ以降は、発注から支払いまでの期間の差です。
これに関しては、ディーラーさんも間隔を短くしたいので、 しっかり交渉して下さい。
2.入金サイト
美容院ビジネスは、施術をしたらお客様にその場でお支払い頂くので 、入金サイトは最短です。
ただし、カード支払いの場合は違います。
お客様がカード払いしたものが、いつ入金されるのかということです 。
これに関しては、手元にキャッシュがあったほうが安心なので、早ければ早いほど良いですね。
1つおもしろい点としては、入金サイトが長くなっても良いという場合に 、カード決済手数料が低くなる可能性がある。ということです。
例えば、半年に1回の入金で手数料が1% などという代行会社もあります。
ただ、その間は現金が入って来ないので私はおすすめしません。最低でも1か月に1回は、入金されたほうが良いと思います。
カード決済や現金以外での支払いは、今後どんどん増えていくので、 しっかりと見直しをしていくことをおすすめします。
カード決済手数料の下げ方は、動画にあげていますので、ぜひそちらもご覧下さい。
YouTube
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「美容室経営の支払いサイトと入金サイトを見直そう」 ということについてお話しました。
まとめると「支払いは出来るだけ長く、入金は出来るだけ短く」というのが原則ですね。
美容院ビジネスの場合は、それほど重要ではないと思われる方もいら っしゃるかもしれませんが、私はとても大事だと思っています。
今から独立される方や、 見直したい方はぜひ参考にして下さい。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】