繁盛店になるために、美容室が技術以外で注意するべき7つのこと

美容室が技術以外で注意するべき7つのこと

サロンを運営していると、どうしてもミスやクレームは起きると思います。
でも、出来ればその数は減らしたいですよね。
今回は減らす具体的な策として「ミスやクレームが起こりやすい場面を先回りしてケアする」という観点から7つのことに絞って、お伝えしていきたいと思います。
アシスタント、スタイリストに関わらず、チーム全体が注意するべき点についてまとめています。今後要望があれば、スタイリスト編やアシスタント業務編もアップしようと思いますので、その時はよろしくお願いします。
ということで今回は「美容室で技術以外で気を付けるべき7つのこと」をご紹介していきます。
では、本題に入ります。
7つのポイント
  1. 言葉づかい
  2. におい
  3. 笑顔や挨拶がない不愛想
  4. お会計
  5. 電話応対
  6. 予約管理
  7. 伝達ミス
この7つです。
1つずつ解決策も含めて説明していきます。

1.言葉づかい

美容師は接客業にも関わらず敬語などの言葉づかいが苦手な方が多い傾向があります。
もちろんしっかりと教育を受けている人や、教育をしているサロンもたくさんあるとは思いますが、全体的にみて、まだまだ足りていないところでしょう。
高級ホテル並みの言葉づかいをする必要はないかもしれませんが、お客様に失礼のない言葉づかいは、身に付けておきたいところですよね。
YouTubeでも美容師が最低限ここだけ抑えておけば、OKという言葉づかいに関しての動画を上げております。内容としては動詞、身内敬語、バイト敬語の3つに分けて、超分かりやすく解説しておりますので、ぜひこちらも参考になさって下さい。
YouTube

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ちなみに、動詞で美容師が使いがちな言葉づかいNO1は何だと思いますか。
答えは「来た」です。「いらっしゃった」が正解ですね。

2.におい

接客業にとって、においはとても大事です。最近では「スメルハラスメント」略して、「スメハラ」という言葉も一般化しています。美容院の中でいうと、タバコのにおいが圧倒的に多いでしょう。
ットペッパーなどの口コミにも「タバコ臭くて嫌だった」と書かれるぐらいなので、喫煙者は相当注意が必要です。
そのほかにも香水の付けすぎや、過度な柔軟剤の香り、口臭にも気を付けたいところです。
香水の付けすぎは、スタッフ同士で気を付けることで解決します。
口臭に関しては、ランチの後の歯磨きは必須ですね。またニンニク料理にも気を付けましょう。歯間ブラシをしていない人も、口臭がきつくなってしまう傾向にあるので、ぜひ気を付けて下さい。
また体臭にも注意が必要です。
特に、夏は汗をかきやすいので出勤時に汗をかいていたら、デオドラントシートやスプレーでケアをしましょう。もう一つありがちなのが、洗濯物を部屋干ししているパターンです。
部屋干ししていると、衣服に雑菌が繁殖しやすくなってしまい、独特なにおいを放ちます。
浴室乾燥がある場合は、利用をすることでほぼ解決します。ない場合は、ファンなどを使って出来るだけ早く乾かす工夫をすることで軽減されます。
また、洗濯が終わったら洗濯機からすぐに出すことも忘れないで下さい。出さないと洗濯機内で雑菌が繁殖します。
この部屋干しなど洗濯が上手くいっていないパターンですが、新卒のスタッフに多く見受けられます。理由は初めての一人暮らしで、洗濯をはじめて全部自分でやっているからなんですね。
新卒のスタッフでこれに当てはまりそうな人がいたら、この記事をぜひ教えてあげて下さい。

3.笑顔や挨拶がない不愛想

接客業として、笑顔や挨拶は必須です。これがなければ、お客様に気を使わせてしまいます。
自分の体調やその日の機嫌、プライベートであったことなど人間にはいろいろありますが、プロとしてここは何があってもしっかりとやっていきたいところですよね。

4.お会計

お会計のミスは信頼に繋がります。1円でも間違えてはいけないので、当サロンでは100点以外は0点という風に言っています。
例えばブローなどの技術であれば、70点ぐらいの仕事でも先輩が修正して「もっとこうしたほうが良いよ」とアドバイスをすることが出来ます。でもお会計は、100点以外はダメな仕事です。
ミスが起こらないようにするには「焦らないこと」が大事です。
サロンが忙しくなると、どうしても焦った気持ちも出てきてしまいます。しかし、お会計では時間がかかってもいいので、焦らず正確に行うことが大事です。
もし急ぐのであれば、お会計のパートではなくそれ以前のパートで急ぐべきですね。
それと新札には気を付けて下さい。新札はしわや折り目がないため、2枚がくっついていることがよくあります。
両替して、レジに新札がある場合やお客様が比較的新しいお札を出された時には、2枚くっついていないか確認しましょう。
お会計ミスは年間を通してミスが0なのが理想ですが、当サロンもなかなかそうはいきません。
でも限りなく0に近づけるための努力が必要ですよね。

5.電話応対

電話応対で気を付けるべき点は、声のトーンです。普段話している声よりも2トーン上げるぐらいでちょうどいい人が、ほとんどです。
電話は相手の顔が見えないので、声の質に注意が必要です。
それと電話応対の時のマインドセットをしてください。「明るく優しく」と覚えておくといいでしょう。
電話に出るときに「明るく優しく」を意識することで、お客様にも良い印象が伝わりやすくなります。
もう一つ注意点があります。最近の傾向として「電話応対が苦手な人が徐々に増えてきている」ということです。これはお客様側ではなくスタッフ側のお話です。
この理由はプライベートで電話をすることが減っているからです
やり取りは、LINEなどのテキストベースになっているので、顔の見えない相手と声だけでやり取りするという機会が、かなり減っています。
そのあたりも踏まえて、社員教育が出来るといいですよね。

6.予約管理

予約管理に関して多いミスは、ダブルブッキングや予約時間、日にちの間違い、入れたつもりが入っていなかったなどが挙げられます。
最近では、複数の集客ツールを同時に運用しているサロンが多いですね。
例えば、ホットペッパーと楽天ビューティーとミニモのような感じです。
ダブルブッキングの原因として、それが上手く管理出来ないことが多いようです。
解決策として「ネット予約の一元管理ツール」というものがあるので、検討されることをおすすめします。ちなみに当社では、KANZASHIというツールを使っています。
ツールによって一元管理できる媒体や料金体系が変わってくるので、いくつか比べてみて下さい。
予約時間の間違いで多いのが「24時間ベース」か「12時間ベース」なのかが、人によって違うという理由もあります。
これは、お客様もスタッフもどちらにも言えることです。
13時と言うのに慣れている人は、「午後1時」と言われると脳内で「13時」と変換します。逆も然りですね。
混乱を防ぐためにもサロンでは言い方を出来るだけ丁寧にすることで、間違いが少なくなります。
先ほども例に出しましたが、「午前午後をつける」というのが1番ミスが少なくなります。また「13時。午後1時ですね。」と両方を言うことも良いと思います。

7.伝達

サロンが忙しくなってくると、伝達をすることが多くなります。
伝達は、しつこいぐらい丁寧にするとミスが減ります。
例えば、「ドライしておいて下さい。」と言うよりも「今日はカットでリバースに流れやすいようにしたので、そのやり方をお伝えしながらドライして下さい。」と言ったほうが良いですよね。
忙しいとついつい言葉足らずになってしまいがちですが、伝達が上手くいっていないと結局二度手間ということにもなりかねません。
「どう伝えるか?」よりもアシスタントレベルに合わせてどうやったら伝わるか?」を考えながら出来れば最高ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は  「美容室で技術以外で気を付けるべき7つのこと」についてお話しました。
もう一度まとめると
  • 1.言葉づかい
  • 2.におい
  • 3.笑顔や挨拶がない不愛想
  • 4.お会計
  • 5.電話応対
  • 6.予約管理
  • 7.伝達
の7つです。
これは1つ1つが基本的なことだからこそ、よりハイレベルに保つことが大事だと思っています。しかし、ずっと完璧ということはないので、もしも問題があった場合はしっかりと見直すことが大事だと思います
1番の言葉づかいに関しては、冒頭にもお伝えしたように別動画を上げておりますので、ぜひそちらもご覧下さい。結構役立つし、面白いと思います。
それと2番のにおいのところですが、新卒のスタッフは結構な確率で洗濯が上手く出来ません。
これを見ていらっしゃる方は「え、ほんと?」と思われるかもしれませんが、本人とお店のためですので、ぜひ優しくアドバイスしてあげて下さいね。
【美容室経営に関するnote】
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元大手美容院売上no1スタイリスト。 カットやカラー講師として内部、外部で活躍。 店長育成プログラムを考案しマネジメント…

【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】
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