美容師のカウンセリング力アップに役立つ、間違いやすい言葉
カウンセリング時にお客様がおっしゃった言葉の意味を、美容師が認識を間違えることってあ りますよね。
そういう言葉はたくさんあるのですが、その中でも美容室の会話で良く 出てくるものに絞って3つお伝えします。
ということで今回は「美容師がカウンセリング時に間違いやすい言葉の認識」 についてお話していきます。
では、早速本題に入ります。
3つの言葉
- 1センチ、ちょっと、すこし、傷んでいるところ
- 伸ばし中
- あかい
この3つについて説明していきます。
1.1センチ、ちょっと、すこし、傷んでいるところ
1センチという単位は、世界共通でみんな同じ認識のはずですが 、感覚的には大きく違います。
「5ミリ」を1センチという人も、「3cm」を1センチという人も いるんですよね。それと同じで、「ちょっと」や「少し」も、人によって違います。
そういう感覚の違いがあるので、センチなどで話を進めていくのであれば「1センチはこのくらいなのですが、良いですか?」 とお聞きして、実際の間隔を合わせることをおすすめします。
「 ちょっと」や「少し」も同じですね。
あと「痛んでいるところ」に関しては、これも感じ方が違うので「 ご自身で傷んでいると感じるところはどこまでです か?」とお聞きするのも良いでしょう。その結果、1ミリの方も10センチの方もいら っしゃいます。
また「美容師から見て、傷んでいるところを切ってほしい」 と言う方もいらっしゃるので、この場合はしっかりと長さを共有してからカットしましょう。
2.伸ばし中
これもお客様によって感覚が違います。
感覚は3つあります。
- 「伸ばし中だから、ほとんど切ってほしくない」
- 「伸ばし中だけど、傷んでいるところは切ってほしい」
- 「伸ばし中だけど、いったん形を整えてほしい」
この3つです。
「伸ばし中だから、ほとんど切ってほしくない」
この場合は、バラバラした毛先の質感を整えることが多くなります。 数ミリのカットがほとんどです。
この場合は、バラバラした毛先の質感を整えることが多くなります。
「伸ばし中だけど、傷んでいるところは切ってほしい」
ダメージが気になっている方なので、どのあたりまでカットするかを共有しまし ょう。
ダメージが気になっている方なので、どのあたりまでカットするかを共有しまし
「伸ばし中だけど、いったん形を整えてほしい」
特に、ショートから伸ばしてきたお客様に多い言葉です。ただ伸ばしているだけで、シルエットが悪くなってしまっているので、いったんボブに近づけるカットをすることが多いでしょう。
特に、ショートから伸ばしてきたお客様に多い言葉です。ただ伸ばしているだけで、シルエットが悪くなってしまっているので、いったんボブに近づけるカットをすることが多いでしょう。
3.あかい
これはカラーカウンセリングの時に、よく出てくる言葉です。
あかいを明るいの意味で使っている方と、あかいを赤いの意味で使っている方に分かれます。
これを間違うと大変なことになるので、必ず確認して下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カウンセリング時に間違いやすい言葉の認識についてお話しま した。
最後に、1つおまけです。言い出すとキリがないのですが、 そのほかの間違いやすい言葉を紹介します。
- 落ち着かせたい
- おもい、かるい
- 暗くしたい
- 短くしたい
- 短くしたくない
- だんを入れてほしい、入れないでほしい
まだまだありますが、これらも認識が違う言葉なので、気を付けて頂ければ、カウンセリングがより正確になると思います。
【美容室経営に関するnote】
【美容室経営をわかりやすく具体的に石橋拓郎チャンネル】